電子書籍
烙印の紋章 完結
かつて高度な知能を持った竜が支配し、魔素を利用した文明に支えられた世界。 十年の間、戦争を繰り広げてきたメフィウスとガーベラは王族同士の政略結婚により、その長い戦いに終止符を打とうとしていた。 幼い頃、戦争により故郷を追われ剣闘士となったオルバは、瓜二つの容姿をしていることから、婚礼を控えた、うつけと噂されるメフィウスの皇子とすり替わることになる。 一方、勝気なガーベラの姫・ビリーナは、皇子を篭絡して自国の利益を図ろうとひそかに決意する。 そんな二人の婚礼の途中、何者かの襲撃があり!? 二人の思惑と和平の行方は──?
烙印の紋章 たそがれの星に竜は吠える
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本烙印の紋章 1 たそがれの星に竜は吠える
2011/11/07 08:02
続きが待ち遠しい仮面の剣士と皇子
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:asura - この投稿者のレビュー一覧を見る
遠い昔に高度な知能を持つ竜が支配し、その外から人は来たとされる世界。
帝国メフィウスで毎日が生か死でしかない奴隷剣闘士の身でありながら故郷を皆殺しにした男への復讐で心が煮え滾っている仮面の剣闘士オルバ。
放蕩者の皇子ギル・メフィウスが自らの愚行で重篤に陥り、仮面をつけた術士の意図どおりにギル・メフィウスの影武者として引き出される。
成り代わったオルバは生来の知性と剣技で優れた手腕を発揮し、ギルに仕立てた者の思惑などかまわず、ずっと届かなかった標的へ復讐の道を定める。
読みやすいですが骨太のファンタジーとして一押しです(媚や萌えなし)。
主人公が何より能動的で自らの目的のためになすべきことをなす。ギルは指揮官としての知力を発揮し、仮面の剣士オルバは戦場に先鋒となり突撃する。まさに2つの仮面を使いわけそのどちらも危うさを抱えて魅力的です。
十年戦争を終結すべくガーベラから政略結婚に送られたビリーナ・アウエルは本物のギル・メフィウスを知らないせいかオルバはことあるごとに子供っぽい自分をさらけ出してしまう。ビリーナも皇子を陥落しようと意気込んで来たものの女性の魅力に寄らない性分なので女性慣れしないオルバとはいい勝負www。異国でビリーナが心を開くのは仮面の剣士。
主人公だけで魅力がいっぱいですが秘密を明かし仲間に引き入れた元奴隷剣闘士がオルバを心底信頼し、オルバが成そうとすることが見たい欲求に駆られています。特に美貌の剣闘士シークがwww。
第一部までは魔術の気配は薄いですが、5巻からの第2部で古代の魔術師が台頭してこようともあくまで剣で活路を開くところがたまりません。
もっともっと続きが読みたくなるファンタジー小説です。
紙の本烙印の紋章 10 竜の雌伏を風は嘆いて
2012/01/20 21:38
キャラ同士の関係性が弱すぎる
3人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダラダラとキャラの立ってない脇役の三文芝居が続きます
巻を重ねれば良くなってくるかと思って我慢していたんですが、さすがにちょっといい加減にして欲しい
根本的にキャラ同士の会話やつながりが弱すぎる
キャラがは関係性の中で立つものです
10巻まで来て未だに主人公がぼっちで、ヒロインとも碌に会話をしていないって…