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スタンフォードの自分を変える教室
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スタンフォードの自分を変える教室
2018/11/30 21:41
意志の力の仕組みを知る行動・認知心理学の本。
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、行動心理学・認知心理学に基づくと思います。
あまり詳しくないので、どちらとは断定できませんが、
なぜそんなことをしてしまうのか、どのように考えて行動すれば
いいのかに視点をおいた自己認識改革と実践の本です。
翻訳文も最高に読みやすいです。
それくらい原文の説得力も高いのでしょうね。
大事なのは、実践と結び付けてあるということです。
全十週間の講義を十章に分けて書いてあります。
おそらく八章までで大学の講義は終わり、
最後の二章は読者サービスです。
前書きで非常に重要なことが書いてあります。
「本書の使い方 「科学者」として自分を観察する」の章です。
とても冷静な本です。
従来の日本式の根性論とはまったく違います。
最初の課題として、意志力の科学の根幹をなす
キーワードが提示されます。
>「やる力」のチャレンジ
>「やらない力」のチャレンジ
>「望む力」のチャレンジ
第一章で、上記三つの意志力の要素と、脳の働きが
解説され、徐々に心や行動に及ぼす働きについて
かみ砕かれていきます。
やる力が足りなければ頑張ればよい。これが日本式。
でもそんな単純なものじゃないんですよね。
その理由が丁寧に説明してあります。
根性論に懐疑的で、その不十分さにうすうす
気が付いている人は、すとんと腑に落ちるような気がします。
取り上げるテーマは実に身近なものばかりです。
第一章には、ドーナツ・タバコ・クリアランスセール・
一夜かぎりの恋が誘惑の例として出てきます。
これは全部、気晴らし・リラックス・楽しみの
対象ばかりですよね。この本は、その効能は否定しません。
むしろ生きていくために必要な要素として肯定しています。
ただし誘惑を過剰に取り過ぎている、それだけと断じています。
実例で、脳障害を起こして欲望がなくなった人が、
生きていく気力をなくしてうつ病に近い状態になったことが
明示されています。
つまり、この本はわたしたちの気持ちを否定する
ものではないのです。
コントロールする力をつけて、幸せになろうというものです。
頑張れ一辺倒とは大きく違うところです。
実はわたし、六年ほど前にタバコを卒業しています。
やめたのではなく卒業です。
使った本は、アレン・カーの禁煙セラピーです。
この本と基本的な仕組みは同じなので、非常に納得しました。
何かを我慢しようと頑張るのではなく、もともとの自分の認識を
変えるという手法です。
例えば毎日一個の食後のドーナツがやめられない人が
いるとします。
こう考えるのです。
何がなんでも、おいしいすき焼きやお寿司を
山ほど食べた後でも、または風邪で食欲がない時でも、
その食後のドーナツは食べなければいけないものですか?
答えは書くまでもありません。
食べたいと思っていたはずのドーナツは、本当は体が
欲しているのではなくて、心の回路の作用だったのです。
そうであれば、心の認識を変えればいいだけです。
本当に欲しい時だけ楽しめばいいのですよね。
下手くそなりにいろいろ書きましたが、タバコで実践による
体験をしていますので、この本の素晴らしさをひしひしと
感じました。
きっと一回で心に沁み込ませるのは無理なので、
何回も読み込みたいと思います。
2014/02/15 17:48
今自分に行き詰まっている方には是非お薦めします。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:k21127 - この投稿者のレビュー一覧を見る
意志力を鍛えて自分を変える!
難しく考えることはありません。「何かをする」「何かをしない」「何かを望む」ということを一歩引いて考える、そして実行すること。
先ずは生活習慣から変えてみましょう!
私は今それを実感しています。
2013/10/20 19:13
子供にも薦めたい
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H.I. - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分のことは棚に上げ、子供(高校生)に薦めたい。読み終えて、真っ先に浮かんだ感想です。