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ハラスメントがおきない職場のつくり方~ケアリング・ワークプレイス入門
著者 中川瑛
「またパワハラ?」「今度はあの人が?」
あなたの職場にはこんな話、ありませんか?
5人に1人が「怖い職場」で働いている現代。
加害者を排除しても、職場からハラスメントはなくなりません。
鍵となるのは、加害者を排除せずに始める組織全体の「ケア」でした。
職場からハラスメントをなくしたい、もう人が辞めない職場を作りたい人、必読の書。
ハラスメントがおきない職場のつくり方~ケアリング・ワークプレイス入門
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ハラスメントがおきない職場のつくり方 ケアリング・ワークプレイス入門
2024/02/26 22:46
ハラスメントの 話なのに 「ニーズ」と「ケア」?
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投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
ハラスメントには、パワーハラスメントやセクシャルハラスメント(p.263-267)のように定義されているものもあるが、定義されているハラスメントに該当するか微妙な「グレーゾーン」もある。「グレーゾーン」を放っておくと、生産性が落ち、仕事をやめる人が増えるといった、会社にとって不都合なことが起こる。そこで、「モラハラ・DV加害当事者団体GADHAを主宰」(プロフィールより。本書を理解するうえで重要なので、カギカッコ内の言葉で検索することを勧める)している中川瑛が、「ケアリング・ワークプレイス」という言葉を用いて、「グレーゾーン」を含めたハラスメントが生じる組織的問題(ハラスメント加害者を追放すればいいわけではない)をなくすことを心がける。
2.評価
(1)まず、筆者は、本書を用いて、組織からハラスメントをなくした経験がないので、5点にはしない。
(2)そのうえで、
ア.ハラスメントの話をしているのに、「ニーズ」や「ケア」という言葉が出てくるとは思わず、発想が面白い。
イ.もちろん、会社経営など、組織を運営している人にとっても参考になるだろうが、そうではない人にも、我が身を振り返ったり(特にCHAPTER1)、人間観察にも役立ちそうな内容であった。
(3)以上、(1)ゆえに5点にはしないが、(2)で4点とする。