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16件
シリーズ 中国の歴史
「中国」はどこから来てどこへ行くのか.群雄割拠を繰り返してきた雄大な歴史を,世界史的な視座から全五巻で描きだす画期的な試み.第1巻では黄河文明が展開した華北を中心に,先史時代から秦漢の統一や三国時代などを経て,中華帝国が形成される八世紀半ばの唐代中期までを扱い,伝統中国の原型を明らかにする.
「中国」の形成
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草原の制覇 大モンゴルまで
2021/12/06 00:57
コンパクトかつ高度
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:健 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最新の研究成果をコンパクトかつ高度にまとめていて、本当によくできた概説書だと思います。著者は遼金やモンゴル時代の歴史を漢文史料を中心に専攻していて、そうした成果も取り込まれています。
「中国」の形成 現代への展望
2020/09/29 09:27
現代の中国の原型はいつできたのか
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白さ、質の良さ、分かりやすさ、と三拍子揃った本。大陸の歴史の内実をコンパクトかつ骨太に叙述した傑作。中華人民共和国のいわく言い難い変さは、結構清朝時代に胚胎していることがよくわかる。漢民族対異民族、という枠組みで語られがちな中国史を、中華・江南・草原・海域という枠組みで語ろうとする試みは、とくに大元ウルスまでが成功しているように思われる。さまざまな勢力が角逐する17世紀。清朝の「盛世」から、多元共存がほころぶ18世紀。西洋と日本の衝撃に揺れる19世紀。混迷のなかから「中国」が姿を現す20世紀、そして現代へ。シリーズ完結。
江南の発展 南宋まで
2021/12/06 00:52
一気に
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投稿者:健 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気に読み終えた。面白かった。この時代の概説書は類書があまりなく、一般向けの書籍としても貴重だと思います。大学での講義を意識して、とても読みやすい構成になっています。