- 出版社: 岩波書店
電子書籍
ロボットが家にやってきたら・・・ 人間とAIの未来
お掃除ロボット,ドローン,AI家電,自動運転車….ふと気がつくと身の回りにはロボットやAIがあふれ,日々の生活に欠かせないものになっている.ロボットやAIの普及によって私たちの生活はどのように変わるのだろう.ロボットは人間を幸せにしてくれるのだろうか? これからの人とロボットの関係を考えるロボット社会文化論.
ロボットが家にやってきたら…
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評価内訳
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2020/05/11 11:31
これからの身近なAIを考える「基礎」。
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
定義で分類してみたり、問題点を整理してみたりすることは「どういうものとして付き合っていくか」を考えるうえで大事なことである。本書に出てくる定義から言えば、もうほとんどの人の手の中にロボットが出現しているのではないだろうか。ロボットの考え方や実用化の状況など、本書は「ロボットをどういうものとして付き合っていくか」を考える基礎をまとめている。
原状については本書は2015年の調査データを基にしているので、実際はここからさらに変化していることは否めない。スマホが手の中にないと落ち着かない人はもう「ロボットに依存した生活をしている」のだろうし。
ジュニア新書ではあるが書き方の程度は普通の新書にかなり近いものだと思う。4,5章の歴史を扱うあたりがかなり長いし、6章も物語中のロボットの扱いを考察したものだから「これから」を考えるためには「足固め」ぐらいのところになっている気がする。
2020年5月現在は、ウイルスのパンデミックで生活様式に変化が強いられている状況だと思う。ロボットが間に入ることで避けられる「三密」もあるだろう。ただ、頼りすぎるのも怖い気がする。地震や暴風・水害での停電下で「電気で動く」ロボットが家ではどの程度頼りになれるだろうか。