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2件
イギリス現代史
著者 長谷川貴彦著
第二次世界大戦を起点とする福祉国家体制の形成,「英国病」とサッチャリズム,そして現在へ,戦後イギリスのあゆみを描く通史.政治・経済のみならず,国際関係や,階級・文化をめぐる社会変容にも着目し,多角的な現代史像を提示する.EU離脱に揺れるイギリスの〈いま〉を考えるためにも求められる,歴史的な思考軸.
イギリス現代史
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イギリス現代史
2022/02/15 20:24
経済に翻弄される旧大国
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いて座O型 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次大戦後、徐々に超大国から普通の大国へと推移していく中、高成長と福祉の充実を享受した戦後から、英国病と言われた経済不振、そしてネオリベラリズムから第三の道を模索した近年へと移り変わるイギリスの国情を、テーマとターゲットを絞ってまとめられた本。
多極化する社会に対して、二大政党制という枠組みでどこまで対応できるのか、あるいはできないのかということも含めて、すでに成熟した国における改革の難しさが各章にわたって描き出されているように感じた。
イギリス現代史
2019/07/21 15:26
第二次大戦後のイギリス史
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなくしか知らなかった戦後のイギリスについて取り扱った新書。サッチャーの自由主義的政策によって、失業者が増えた反面、実力主義が進んだ結果、実力のあるマイノリティの活躍の幅が広がったと言う視点は面白かった。