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日本語と漢字 正書法がないことばの歴史
著者 今野真二(著)
古代の中国から伝わった漢字は,日本語の内部に深く入りこんだ.はなしことばを視覚化することを超え,漢字は日本語そのものに影響を与えつづけてきた.『万葉集』から近代まで,漢字に光をあてて歴史をたどろう.漢字がつくるさまざまなかたちを楽しみながら,文字化の選択肢が複数ある,魅力的なことばを再発見する.
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日本語と漢字 正書法がないことばの歴史
2024/05/18 11:16
様々な角度から日本語・漢字を見つめられました。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本語を構成する漢字について、著者が学術的視点から論じた1冊です。
書き言葉から読み言葉、様々な角度から日本語・漢字をクローズアップしており、多角的に日本語・漢字について見ることができました。
個人的には、日本語読みとは別の漢語読みについて触れられたのがよかったです。漢語は苦手なのですが、当書をじっくり読むことで漢語を冷静にとらえることができました。漢字の文字としての奥深さを思い知りました。
漢字で表記された文献の写真が、出し惜しみなく掲載されているのが、視覚的に良かったです。