電子書籍
デイヴィッド・コパフィールド
本書は,モームが世界の10大小説の1つに選び,ディケンズ(1812-1870)自身も「自分の作品中,最も好きなもの」と語っている作品.自伝的要素の濃い作品で,個性的な登場人物が多数登場し,ユーモアとペーソスが全篇にわたって満ちあふれている.物語は大らかにゆったりと展開し,読書の醍醐味が存分に味わえる.新訳.(全5冊)
デイヴィッド・コパフィールド 一
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2008/11/26 17:12
だらだら長いのに読みやすい不思議
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:A-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
デイヴィッド・コパフィールドが生まれてからそう幸せでないような人生を流されるように生き、幸せをつかむ話。
悪人らしい大人とか心を寄せるべき友人へも心の揺らぎもそう見せず、本当なら失敗の部類の自分の感想の無い自伝めいた小説。
というか、語りの軽妙さと翻訳の巧さもあるのか、次から次へとそう感動も無くテンションも変わらないのに、いつのまにかどんどん読み進めてしまう不思議な小説。
ディゲンズは「クリスマス・キャロル」しか知らなかったのですが、高校時代に「二都物語」を友達に面白いからと貸して貰い、これはドラマティックで本当に面白く、それなら他も読んでみようとかなり後日になって手に取った作品がこれでしたが、実は最後まで読めていませんでした。
だって終わりのない平坦な物語に思えてくるのだもの…(^^;
作家本人は高潔とはほど遠い人だったとのことですが、そのバイタリティと個人的感想の無さの融合で成功している名作だと思います。
2003/07/26 20:46
読みやすい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:成さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名にもあるデイヴィッド・コパフィールドなる人物の回想録という形の作品です。作者ディケンズの自伝的作品だそうです。個性的な人々がたくさん登場するので飽きないし、一人称なので読みやすいです。ただ風景や部屋の内装の描写などが、なじみのないせいで想像しにくかったです。だから、その分挿し絵がとても興味深く鑑賞できました。
内容はさまざまな人々との出会いと別れと事件を中心に、不遇な少年時代から、成長し有名な作家になっていくまでが書かれてます。 特に、この1巻の少年時代の話は泣けます。
私はこの後、同作者の「オリヴァー・トウィスト」を読みましたが、同じ時代なのに全く違う環境の物語で面白いです。比べてみるといいと思います。
電子書籍デイヴィッド・コパフィールド 一
2019/04/26 13:28
悪人も善人も全て人
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sally - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子書籍を待ちかねていた作品です。
女の子に生まれなかった故に?
数奇な運命を辿ったデイヴィッド・コパフィールドの物語
何度も読み返していますが、歳を重ね、経験を積んで行くたびに
感想が変わっていく作品です。
多くのストーリーが編み込まれ、リンクして解かれそして紡がれる
思い入れる人物も、読み手それぞれではないでしょうか
私の推しはユーライア・ヒープ