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軍と兵士のローマ帝国
著者 井上文則(著)
古代世界において繁栄を極めたローマは,一方では,対外戦争や内乱を繰り返す戦闘姿勢の国家であり,兵士が皇帝位をも左右する軍事体制の国家であった.建国から西ローマ帝国滅亡まで,軍隊と政治・社会との関わりを多角的に追跡,兵士たちの生涯にも光をあてて新たなローマ史を描き,その盛衰をユーラシア史のなかに位置づける.
軍と兵士のローマ帝国
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軍と兵士のローマ帝国
2023/04/01 19:42
知られざるローマ帝国史の一側面
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルクス・アウレリウス - この投稿者のレビュー一覧を見る
漠然と軍事大国というイメージを持っているローマ帝国だが、その長い興亡の歴史の中で軍や兵士にも大きな変化があったことを教えてくれる良書。著者自ら言うように、決してミリタリーオタク向けの内容ではなく、大きな歴史の流れの中で分かりやすくその変遷をたどることができる。最後にシルクロードを通じた交易収入がローマ軍の軍事予算=強さを支えていたのではないかという著者の見立てがあるが、ライフワークとして是非研究とその成果を明らかにしてほしい。楽しみで胸がワクワクする。
軍と兵士のローマ帝国
2023/04/26 09:55
ローマを軍や兵士の視点で視る
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
共和制ローマ、そしてローマ帝国、それを支えたものの一つは軍と兵士である。ローマにおける軍と兵士は時代によっても異なるが、どのような存在であったか。その待遇と市民権そして強さから視る一冊である。