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周瑜
著者 菊池道人
黄巾の乱が起こった西暦184年、後の『三国志』にその名を残す若干9歳の二人の少年が舒県で出会った。一人は、思慮深く、文武に優れ、その上容姿端麗な周瑜。もう一人は、冒険を好み、何事にも猪突猛進する孫策であった。お互いを「周郎」「孫郎」と呼び合い、時に熱く語り、時に決闘し、たくましく成長した二人は、やがて江東を平定するまでに至る。そして、さらなる勢力拡大の後を継いだのが、弟の孫権であった。西暦208年、孫権、劉備の連合軍三万と曹操率いる二十万の大軍が激突した。世にいう「赤壁の戦い」である。連合軍の指揮官を任された周瑜は、曹操に偽の情報を流し、“苦肉の策”を実行、さらに火計を用いるのだが……。義兄弟の契りを結んだ主君孫策を支え、その死後は孫権を補佐して『三国志』に鮮烈な雄姿を焼き付けた英傑・周瑜。本書は、その武勇と知略を余すところなく描ききった、著者渾身の長編小説である。
周瑜
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周瑜 「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将
2009/04/25 07:39
映画レッドクリフで一躍有名になった、将軍の物語。
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画レッドクリフで一躍有名になった、将軍の物語。
三国志などでもおなじみの将軍ですが、その存在感は孔明に比べるといま一つでした。
映画を通して、一躍主役に躍り出た感があります。
本書は多分にフィクションの要素が多いものの、周瑜の生涯が分かりやすく描かれています。
一番の見せ場は、赤壁の戦いの場面。
勝因はいろいろと考えられますが、自分たちの地元での戦いのため地の利があったことはまちがいありません。
また、天候などの運も考えられます。
三国志の物語は、さまざまな脚本がなされているのをわかっていても、引き込まれてしまいます。
いろいろな能力のある個性が、物語を盛り上げているのでしょう。
龍.
http://ameblo.jp/12484/