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10件
独立記念日
著者 原田マハ
恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷い悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る――。寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。『インディペンデンス・デイ』を改題。(解説:瀧井朝世)
独立記念日
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独立記念日
2019/07/04 21:17
それぞれ違う「これが一番」が見つかる
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり原田マハはいいなあ、というのが『独立記念日』の感想。
あまたある原田マハ作品で、次はどれを買おうかと迷って、表紙で決めました。
ゴッホの「花咲くアーモンドの木の枝」が表紙の絵です。
さまざまな「独立」を描く24の小品は、すべて登場人物でつながっています。
ちらっと登場した女性が、次の話の主人公。
主人公が変わるとがらりと話が変わる。
つながってるけど、転換する。
ちょうど連歌のような感じ。
で、ちゃんと一回りして、最初に戻ります。
ちょうど2ダースある短篇には、はずれはひとつもない。
私が一番好きだったのは、「名もない星座」。
理由はひとことで言えませんが、この本を読んだ人には、それぞれ違う「これが一番」が見つかると思いますよ
独立記念日
2017/09/13 09:57
繋がる話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はらお - この投稿者のレビュー一覧を見る
独立記念日、インディペンデンスデイだと固く大げさなイメージがあるので、「自分がちょっと変わった日」「独り立ちした日」という感じでしょうか。女性が主人公の短編ばかりなので、こんな男が 読んでいいものかと思いましたが、存分に楽しませていただきました。1つ1つは何気ない短い話なのですが良い味わいを出して結末を迎えバトンタッチして続いていく。このバトンタッチ感がイイ!表紙の絵に魅せられてジャケ買いした本では今のところ今年一番です!俺の第1感、捨てたものではない!
独立記念日
2017/02/13 00:31
泣ける
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こいろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく、こうありたいという自分と照らし合わされているようで読んで行くと前向きに頑張れる気持ちになります。
短編集ですが、どことなくさりげなくつながる物語が人と人とを繋げる縁の広がりを感じます。独立でありつつ、孤独からの脱却のようです。