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ヒッタイト帝国
著者 津本英利(著)
エジプトと互角に戦った古代帝国ヒッタイトの実像に迫る! 人類の歴史を変えた鉄器を最初につくったと言われるヒッタイトだが、20世紀初頭の再発見までは長く謎の民族だった。しかし近年、粘土板の解析や遺跡の発掘も進み、その正体が徐々にわかってきた。本書では、ヒッタイト建国から帝国の滅亡、彼らの文化や暮らしぶりまでを紹介。最新の発掘調査の成果を踏まえつつ、謎の古代帝国の全貌に迫る意欲作。 ●ヒッタイト人はどこからやってきたのか? ●王位をめぐる混乱とミタンニ国 ●ヒッタイトからみたカデシュの戦い ●敵国の神も取り込んだ「千の神々」の世界 ●発見されていないヒッタイトの王墓 ●ヒッタイトは製鉄技術を秘匿していなかった ●動物はウシを重視、パンへの愛も ●聖書の中で記憶されたヒッタイト ●ヒッタイト帝国で製鉄は始まったのか? ●カデシュの戦い後、70年余りでなぜ滅んでしまったのか?
ヒッタイト帝国
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ヒッタイト帝国 「鉄の王国」の実像
2024/03/07 16:31
著者の持論
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:zzz - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゲノム解析から子孫を辿る。
トルコ系遊牧民の遺跡調査。
ヒッタイトは文化的に古代エジプトを模倣した。
現代と結ぶなら近代を学んでから。
ヒッタイト帝国 「鉄の王国」の実像
2023/11/20 23:47
手頃な入門書がない時代
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は講演会などでヒッタイトについての本を聞かれた事があるが日本語で読める入門書がないと答えに窮していたそうだ。
ヒッタイトは印欧語族かそれに近い言葉を使い、ヘブライ語聖書(旧約聖書)に出て来るので欧米では関心が持たれるとしてもエジプトやメソポタミアなどに栄えた文明に比べると残された遺跡に限りがあるので日本では関心が持たれないのだろうか?たまたまトゥトアンクアメンやラムセス2世といったエジプト史の「スーパースター」が絡むので書きやすい面はあるかもしれない。
鉄の文明について間接的にサムエル記上13章19~21節の聖句が当時のイスラエルでは鉄がないと見なせるので無意識的に解釈されたのだろうか?
「旧約聖書(ヘブライ語聖書)」は「旧約聖書」という言葉がキリスト教による用法で本来はユダヤ教のタナッハである聖典なので中立的な用法として使うのはともかくも「新約聖書(ギリシャ語聖書)」と書かれた個所があるのでエホバの証人の新世界訳聖書が「クリスチャン・ギリシャ語聖書」あるいは最近では単に「ギリシャ語聖書」と表記するのを連想してしまった。
2024/10/02 07:13
戦闘民族かと思いきや
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
エジプトのラムセス2世とカデシュで対決したムワタリの印象が強いヒッタイト。世界最古の講話条約を締結するなど平和外交の先駆けかも。