毎日かあさん
文化庁メディア芸術祭賞受賞! 「家庭円満マンガを描いていたら、連載中に離婚してしまいました(笑)」と、あくまでも明るいサイバラ家の家族絵巻。『毎日新聞』生活家庭面連載の「さいばらりえこの毎日かあさん」に描きおろしを加えた一冊! 2011年2月5日映画化! 《16年続いた「毎日かあさん」もついに連載終了!! 卒母した西原先生の新連載『りえさん手帖』は2017年10月2日スタート!》
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紙の本毎日かあさん 3 背脂編
2006/05/21 21:50
マンガを訴訟沙汰にする杉並?武蔵野市?の住民達
17人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
サイバラさんのマンガは相変わらずの絶好調。人気に根負けしたのか、あのケチの毎日新聞も、ようやく毎回オールカラーで連載してくれるようになった。メデタシ、メデタシ。ところがサイバラさんの近辺でめでたくない事件が勃発していると聞いて驚倒した。なんとサイバラさんのご近所から「毎日かあさん」が目の敵にされ、訴訟問題にまで発展しつつあるというのだ。何がもめているかというとサイバラさんが学校の様子を茶化してマンガにしたのがお気に召さないようで「うちの子が馬鹿に見える」「学校が崩壊しているように見える」「学校のことはマンガのネタにするな」「うちのこをマンガに登場させるな」と、まあ、こんな感じなんだそうだ。杉並や武蔵野市には気位ばかり高くて性格の悪い人たちが多く住んでいるという噂はかねてからあったが、どうやら本当のようだ。こういうジョークを解せ無い人たちが住んでいる街は、あまり住みたくないと、この話しを聞いて思った。サイバラさん!負けないでね。表現の自由をまもってね!ガンバレ、サイバラ!
2005/05/14 10:53
そろそろ、おしまい?
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
西原理恵子さんのホームドラマが面白いのは、子供たちが
小学校低学年の間だけだとおもう。西原さんがお住まいの
吉祥寺エリアは都内では有数の「中学受験過熱エリア。
SAPIX、ENA、日能研と中学受験塾が目白押し。
西原さんの子供たちのクラスメートの90%はこうした塾に
通うようになるでしょう、これから。そして中学受験は母親
おも巻き込んだ家庭ごとの「総力戦」。中学受験の意義を
つかみかねている小学生たちをどうやって机に向わせるか
各家庭の文化力が問われてしまうのだ。しかし西原ファミリー
はこうした吉祥寺小学生のマジョリティーが参加するイベント
とはおそらく無縁。どうするんでしょうね、これから。
こんごともこのまま「野生児」として放任していくんでしょうが、
他人事ながら心配になります。
2010/04/10 07:19
大いに笑って、ほんのりしんみりさせられる一冊
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
無頼派・西原理恵子の子育てエッセイマンガ「毎日かあさん」の単行本化第6弾。
息子は男の子パワーが炸裂し、娘は女の子妄想に耽溺する。そんな日々を描く物語に、時に爆笑、そして時にしんみりさせられます。今回も大いに楽しませていただきました。
著者自身の海外取材に子供二人を同伴することがたびたびあるようで、「カンガルー見に行きたくないか?」と言ってさも近所の動物園に連れていくかと子供たちに思わせ、実際にはオーストラリアまで強制的に連行するということが珍しくありません。どこまで本当の話なのかと訝りながらも、こうした強引な子育て日記に、きっと二人の子供たちはたくましく育つことだろうとほほえましく、そしてまたちょっぴり羨ましくすら感じます。
まだ文化的にも社会的にも価値観が定まったわけではない子供であるからこそ、二人のおチビさんはとてもしなやかに母のかなりご無体な育児にも順応していくのです。その姿が面白おかしく力強く描かれます。西原はやっぱりうまいなぁ。
そんな子供たちがやがて自律と自立の日を迎え、子供でなくなるときが来ることに著者も、そして読者である私までもが、心寂しく感じないではいられない一冊です。
紙の本毎日かあさん 3 背脂編
2006/07/07 07:16
ままならないけれど生きていく人生
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎日新聞連載の育児エッセイ漫画の第三弾。今回も堪能させていただきました。
アルコール依存症でボロボロになった元夫。
その元夫を父として慈しみの対象とすることを決して忘れない無垢な娘。
いつまでたっても成長の兆しが見られず、「餓鬼」という言葉がふさわしい息子。
どこまで本当なのかと思わせるほど、奇妙奇天烈・痛快無比な家族関係を、諧謔的・偽悪的筆致で綴って見せます。
西原の日常には「順風満帆」という単語が一切存在しないかのように、痛ましくも苦いエピソードに彩られています。しかし彼女がそれにクヨクヨ・メソメソすることはありません。そんなことをする誰かを常に激しく侮蔑する彼女は、だからこそ自身に対してもそれを許さないのです。ましてや自分の人生の不具合を誰かのせいにしてしまうような愚行は絶対にしません。えてして現代の多くの人は「誰かのせい」にすることでオノレの人生を正当化し、自分をなんとか保っている場合が多いのですが、本書にはそうしたお話は皆無です。そこに西原の一本芯の通った力強さを感じ、私は清々しい思いを味わいます。
幼い娘が自分の家族の数を幾度も幾度も確認するというエピソードでは、別れて暮らす依存症の父親も常に勘定に入れるというお話が出てきます。娘のその姿を事実として淡々と綴る背後に、かといって娘のために元夫と寄りを戻すつもりのない西原の心も見えますし、そしてまた、娘が人生のままならさを静かに受け止めることを「待っている母」の姿も見える気がします。
人生は思い通りにならないけれど、だからといって生きるに値しないわけではない。そんな言葉をあからさまにではないけれど確かに語りかけてきている西原漫画が私は本当に好きです。
2006/02/28 21:40
荒ぶる日々の中にありながらも人生のそこここに転がる「宝石」をしかと見つめる姿が心を打つ
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
飲んだくれの亭主に三行半をつきつけ、幼い息子と娘のシングル・マザーとして生きる道を選んだ著者が、自身の子育ての日々を厳しく綴ったエッセイ風コミックです。大笑いさせられ、そして大いに涙腺を刺激される一冊です。
私がこの著者の作品で敬意をもって評価する点は、彼女が時として痛々しいまでに荒くれた人生に身を置きながら、その眼力で人生の「ままならさ」や「ささやかな喜び」を奇跡的ともいえるほど見事に掬い上げてみせるところにあります。
例えば、女でひとつの子育てに翻弄され、そして今日も画の締め切りに追われて部屋にこもって苦闘している著者は、背後に「こそこそと小さな話し声」を聞きます。「ふりかえると仕事場のドアの下の小さなすき間から二人の小さな手が出ている」のに気がつきます。著者はそれ以上のことを語りません。<子供たちがいるから頑張れる>なんて手垢にまみれたような文章は書いたりしません。情景を単純に綴るだけ。その俳句のようにシンプルな叙述の中に、著者が母としての幸せを噛みしめていることは十分に伝えることができているのです。私は12頁に掲載されたこの一コマ漫画に心打たれて、しばし言葉を失ったほどです。
またアルコールで体を壊して入院した元夫の見舞いに行った帰り道、著者はこう述懐します。
「すきだったひとを
きらいになるのは
むずかしいなぁ」。
秋雨が降る中、うつむき加減に歩き去る著者の小さな後ろ姿が、人生の「もどかしさ」や「やるせなさ」を静かに映しているようです。これもまた、私の心に重く沈みこむような気がした、実に印象深い場面です。
言うことを必ずしも聞いてはくれない幼子たちに振り回され、心がすさびそうな日々の中でも、人生をしっかりと見つめている著者の姿に心振るわせられました。
2012/05/18 03:18
母の強さ、父の哀しさ、こどもらの光。強くて弱くて輝かしいのが人間だ。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しのはら - この投稿者のレビュー一覧を見る
『毎日かあさん・カニ母編』に続く2巻目。
西原かあさんの怒涛の子育て生活が、時には身も蓋もなくぶっちゃけに、また時には詩のような美しい漫画で、つづられていきます。
かあさんは、強い。
毎日のさまざまな出来事すべてを、怒って笑って、受け止めて包み込み、自分の中にゆっくりと沈めてゆきます。
かあさんの怒り顔と笑顔が、抱っこの温かさが、こどもたちの中に、ゆったりと沈んでゆきます。
西原さんの「弱さを知っているからこその強さ」と、肝が据わったかっこよさは、もう本当にステキ。
そして、時折見え隠れする元夫・カモちゃんの哀愁ある姿が、作品に陰影を与えている・・・かも。
この本から読み取れる「人間の危うさと、意外なしたたかさ。生きていく事の大変さと面白さ」が、たまたま同時期に読んだ吾妻ひでおさんの『失踪日記』と重なり、同じテーマをそれぞれ男と女の側から書いているように感じて、興味深く思いました。
でも、『失踪日記』との一番の違いは、性別による視点の差ではなく、「こどもの存在」だったかもしれません。
西原家のお子さまたちは、賢いところもお馬鹿なところも、ホントに可愛い。素直なところもずるいところも、ホントにまぶしい。
どんな人生であろうとも、太陽に向かって生きていく人間の力を、こどもたちの輝く笑顔に感じたのです。
2006/04/27 23:10
西原理恵子は本当にうまい
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎日新聞連載のまんが「毎日かあさん」の単行本第二弾。
それにしてもうまい。西原理恵子は本当にうまい。
表紙の絵から見て取れるように、その作画はおせじにもうまいとはいえません。面玉なんか黒点ですし、西原かあさんは真っ赤になって怒っているか、酒に飲んだくれているかで、荒っぽい画風この上ありません。
しかしそれでも西原理恵子は本当にうまい。
7歳の息子がとんでもないバカっぷりを発揮して毎日かあさんは振り回され、3歳の娘はすでに「女」として嘘泣きや大人の泣き所を巧みにつくすべに長けています。そんなひとつひとつのエピソードをわずかなページできっちりまとめて見せて、おなかの皮がよじれるほど大笑いさせてくれます。
そんなところが西原理恵子は本当にうまい。
そうした幼子二人に振り回される毎日であるにもかかわらず西原かあさんは、「人生は女のほうが絶対たのしい」と断言してみせます。しかも「こんな苦労が男にできるかバカヤロウ」と啖呵を切りながら。
自分をふりまわす子供たちに怒り心頭に発しているはずなのに、その彼女の胸の内にこの上ない母の愛が確かにあることを伺わせるのです。
こんなところも西原理恵子は本当にうまい。
そして、本書の終盤で西原かあさんは取材で出会った多くのアジアの子供たちの思い出をあまりにも唐突な形で綴って見せます。著しい貧しさの中で、その痛ましいまでの人生を、懸命に、あるいは静かに受け入れながら、たくましく生きる物乞いや物売りの幼い子供たち。それまでのブラックな笑いに満ちた物語群から激しく転調したこの突然の挿話に、言葉を失います。
こうした落差の大きな構成を立て、読者の胸ぐらをつかんで激しく揺さぶる西原理恵子は本当にうまい。
さらなる続編「毎日かあさん3 背脂編」もぜひ読みたいと思わせる一冊です。
2007/12/19 23:45
しっかり笑ってしっかり泣ける
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る
わたし、
毎日新聞でもっともおもしろいのは、この連載だと思います。
なんせしっかり笑えてしっかり泣けるのだから。
やんちゃな息子とおしゃまな娘の予想のつかない行動は、
ほんとに笑えるし、
この二人と西原かあさんととうさんのほろっとくるストーリーには、
しっかりじんときてしまう。
こどもを描いたものって、
こどもってやんちゃしても、興味深いし、かわいい。
という二種類にばっくりわかれてしまう気がするけど、
西原理恵子は、
この二種類以外の要素がたっぷり入っていると思う。
こどものすることは予想がつかない。
かあさん・西原理恵子のすることも、予想がつかない。
そして、それらはとてもおもしろくて、じんとくる。
2005/05/12 14:05
ん?あの西原大先生が子育てマンガ?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギャンブルで大負けし、世界中どこへでも出かけて行き、何にでも挑戦し、その突撃ルポを毒舌に満ちたマンガにしてきた無頼派の一面と、幼い頃や学生時代の思い出、体験をもとに抒情豊かにマンガにする二つの顔を持つ西原大先生が、一家団欒子育てマンガを描く、しかも新聞連載だと聞いて、(ウチでとっている新聞とは違っていたので)新聞を変えようと真剣に思ったのはいつだったでしょう。結局は家族の反対で変えないまま、早く一冊にまとまらないかと首を長くして待っていました。
そんな待ちに待った一冊、大先生の二つの面が見事にあらわれていて大満足、期待を裏切らないおもしろさでした。
私にはまだ子供がいないので、子育てのタイヘンさというものは実際にはよくわかりません。が。もし子育てで悩んでいる人がこの本を読んだら、こんなことでも子供は育つんだと気が楽になるんじゃないかな?まあ、中にはふざけるな!と怒り出す人もいるだろう内容なんですけど。
まとめて読んでみて、また新聞を変えたくなってきました。きっと西原大先生の代表作の一つになることでしょう。それにしても、西原大先生のマンガを連載に使うなんて、毎日新聞、勇気あるなぁ。
2004/05/23 07:42
さっそうと、現代の偏差値に立ち向かう高知の女の子。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代の偏差値とは何か?
たとえば、少子化なんてのはどうでしょう。
総人口に占める子供の割合は、30年連続で低下しております。
2004年5月4日発表の総務省人口推計によりますと、
15歳未満では、昨年より20万人少なくなっている。
それでもって、総人口に占める子供の割合は過去最低の13.9%
(また、厚生労働省が3月17日に発表した統計では、
最初の子の出産前に、離職し、出産後も無職でいる女性は、
仕事を持つ女性の52.5%にあたる)。
ちなみに、ローマはどうして滅びたか?
ここでは渡部昇一さんに語っていただきます。
「ローマは外的に負けたことなどなかった。
ローマが蛮族の侵入によって滅ぼされたということはない」
それでは、なぜ。
印象深かったのは渡部さんが少子化をあげていたこと。
「特に女性の道徳の弛緩である。
女性の貞操がはなはだしく乱れ、夫を替えた回数が自慢になった
という話もある。そして子供を産むのを嫌がるようになった。
…子供が少なければ内部崩壊するより仕方がない」
ローマのゆくすえを予感させる、偏差値のゆくえが、
見ないようにしながらでも、私たちの脇には、
よこたわって、とぐろを巻いているのでしょうか。
ところで、偏差値といえばまず学校の成績が思い浮かびます。
学校での偏差値で、全国の最下位に近いのは高知県だと、
司馬遼太郎さんは語っておりました。
それは司馬さんが亡くなる10年前の1982年。
NHK教育テレビで12回にわたって放映された中に出てきます。
司馬さんはその12回目の語りの最後に、女の子を登場させました。
「一人の女の子がいましてですね、その女の子は高等学校を出たばかりの、高知の子です。彼女は言います。全く偏差値社会と関係ない子でして、こんなことをよく言います。『日本という国は息苦しい』と。どこかの国の人と結婚したい、もう日本の社会は私にはあわないという。高知の子であります。」
それでですね。
西原理恵子の「毎日かあさん」を読んで、驚いたわけです。
ひょっとしたら司馬さんが会った高知の女の子というのは、
こんな人じゃなかったのか?
というようなことを思ったのでした。
参考書
渡部昇一著「ローマ人の知恵」集英社インターナショナル
司馬遼太郎著「『昭和』という国家」NHK出版
(あと、余談ですが、舌足らずのこのレビューにもの足りなければ
ネット上のreview japan に和田浦海岸という同じ名で、
書き込みをしております。よろしければ、お立ち寄りください。
もうちょっと興奮して「毎日かあさん」も取り上げております。)
2015/02/19 10:20
相変わらず面白い
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんちゃりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も楽しく読ませてもらいました。我が家の子供と年齢が近いので、子供たちの変化が面白いです。シリーズは全作持っているが、見ていて全く飽きが来ません。西原理恵子の文庫本もよんだが、やはりマンガがよいかなーと思いました。近日11作目も購入する予定だが、今後の展開が楽しみです。小さいころは自分の子供たちと似た箇所があり、「ある!ある!」的なところが多かったが、やはり思春期になり、それぞれ個性がはっきり出てきて、こういう子育てもあるんだなー、といろいろ考えるきっかけになる深い本のような気がします。
2011/04/22 21:52
反抗期突入息子とガチンコ勝負中のお母さん
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
息子もいよいよ小学校を卒業。今回はその息子の中学受験の話題や、家族で出かけたネパールやインドネシア旅行の話などで綴られる漫画エッセイです。
息子クンは年齢があがっても相変わらずのヌケ作ぶり。それでありながら反抗期突入で、お母さんと衝突です。
かたや娘ちゃんは妹でありながら兄以上のしっかり者。料理も始めたようですし、恋焦がれていた同級生の男の子が授業に教科書忘れて泣きだした姿を目にして恋心がしぼんだと話しています。
女の子のほうが男の子よりも数倍早く成長するんだなということを改めて感じさせます。
クスクス笑ってほんのり物悲しい思いにとらわれる。それが西原マンガの真骨頂ですが、今回もそれは全く衰えていません。
しかし、マンガのネタを提供してくれていた子どもたちが成長するにつれ、お母さん以上にしっかり者になってしまうと果たしてマンガは続けられるのかと妙に心配になってしまいます。
まぁ子どもがいくつになってもお母さんはお母さんだから。きっと面白いマンガを続けてくれることでしょう。
2007/12/20 21:55
期待はうらぎりません
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る
むすこは小学校に入学し、
とうさんとかあさんは離婚した。
そして、
むすこは一冊目に引き続きやんちゃで、
むすめは泣くのがうまい。
どこを切っても
笑って泣かせて、
期待をうらぎりません。
2005/04/21 14:04
破天荒な兄にデキた妹の絶妙なバランスがすばらしいサイバラ家
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yumikoit - この投稿者のレビュー一覧を見る
破天荒な兄にデキた妹。離婚・別居していながらもいわゆるスープの冷めない距離に住んでいるのか、頻繁に出てくる元夫、カモちゃん。
お入学編、として息子にスポットが当たっているせいかどうしても長男の破天荒ぶりに目が行く。
ダンゴムシとミニカーの瓶詰め。青虫とアリの濡れティッシュあえ、レゴ人形入り。大雨強風の日に濡れた鉄棒の味は血の味であることを確かめている長男。
やんちゃ盛りのコゾウが二人もいる家庭にとっては、共感を得たり、まだうちの子はマシと胸をなでおろしたり。
特に日々子どもの体力と勝負の我が家。
友だちにはよく
「1号くん、体力発散させるならプールがいいわよー」
と言われるんだけど本書内の
あとウチ
つかれてほしくて
サッカーやらせたら
体力ついちゃって
の一文。30分以上も歩いて児童館に通い、昼をまたいで遊んで帰ってくるようなスケジュールを組む 我が家には…実感、わきすぎ。
>>>飼主日記-Yumikoit!?
紙の本毎日かあさん 4
2013/10/03 23:34
人として
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ご主人の最後の言葉「人として死ねる事が嬉しい」が、心に残りました。
長年アル中に苦しむ中で、孤独死、野垂れ死にを覚悟したこともあったのでしょうか。
人として死ぬ。人間として大切なことを、気づかされました。