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物の怪と龍神さんが教えてくれた大事なこと
著者 杉山響子
霊の通り道である「霊道」にある家に住み、にわかには信じがたい「怪奇現象」を数々体験。
そんな経緯から、「霊能者」と言われるあらゆる人々と交流を持つことになった著者が、 最後に行きついた「龍神」からの啓示とは!?
誰もが一度は「妖怪」や「物の怪」が出てくる物語を読んだことがあると思います。
そして多くの人は、それを「物語の世界」だと信じ、 自分には関係のない世界、身近には起こり得ないことと、 思っているでしょう。
でも、実際には違います。
私たちが生きる現実のすぐ近くに、そんな世界は存在しています。
それは、怒りや嫉妬、欲望や迷いなど、 荒れた私たちの心の姿かもしれません。
本書では、
・逝きたいのに、逝けない人たち
・「あの世」とは、どんなところなのか
・「憑き物」は落とすより、寄せ付けないほうがカンタン
・生きたまま「あの世」に行った日
・波動を上げる5つの条目
・龍神さんの「パシリ」を仰せつかる
・「パワースポット」で突きつけられる神の怒り
・SFとスピリチュアルのはざま
・なにからなにまで「借り物暮らし」の私たち
・私たちに語りかける木や石たち
・「悪」とはいったいなんなのか
・行動より重要な「波動」の質
などのほか、
作家の佐藤愛子さんの実子である著者が、佐藤家の「血脈」の秘密にも触れながら、 身近な人や印象的な出来事、さりげない時間が、 実はとても深い啓示が含まれていると気づける1冊です。
物の怪と龍神さんが教えてくれた大事なこと
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物の怪と龍神さんが教えてくれた大事なこと
2023/09/10 08:59
桜井識子さんと比べると
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:万年朗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
母上であられる佐藤愛子さんの著書同様に奇想天外でとても面白い。
著者の気性が微妙に佐藤愛子さんに似ているのがあちらこちらで感じられる。佐藤家自身の持つ業が全ての事象の根底にあるようなケーススタディの数々だった。
印象的だったのは、著者の考えの核に、「人生は艱難辛苦を乗り越えて魂を磨いていく修行」という厳しい概念があること。
このことは、彼女が昵懇にしている霊視カウンセラーの尚さんの影響もあるようにみられ、本作の中で尚さんが語られる内容もかなり深刻で厳しい。特に尚さんを通して伝えられる御神仏の在り様が、極めて厳格であるように思えた。
「御神仏は、畏れ敬うもの。」その思いがひしひしと感じられる。
桜井識子さんが語られる御神仏は、おおらかでなんでも受け入れて下さる印象を持つが、これが著者が文末で語られる、霊能者の能力の多様性による一つの例かと理解した。
読み比べられると面白いと思います。