- みんなの評価
3件
土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命
著者 ゲイブ・ブラウン(著) , 服部 雄一郎(訳)
人と自然の関係が変わる!生態系を回復させ、温暖化まで止める「奇跡のカーボン・ファーミング」とは?
有効な温暖化対策「カーボン・ファーミング」としていま脚光を浴びるリジェネラティブ(環境再生型)農業。その第一人者による初のノンフィクション。
4年続いた凶作の苦難を乗り越え、著者が自然から学んだ「土の健康の5原則」。そこには、生態系の回復や カーボン・ファーミングのエッセンスが凝縮されている。地中の生態系のはたらきを阻害さえしなければ、あらゆる土が真に「生きた土」に変わる。さらに、やせた土地の回復は、農業の衰退、食料危機、環境破壊、気候変動問題などの対策にもつながるのだ。
21世紀のさまざまな課題解決の糸口となり、自然への見方が変わる、野心的な〈土壌のバイブル〉!
【目次】
日本版に寄せて/はじめに いちばんの師
第1部 道のはじまり/第1章 絶望からの出発/第2章 自然をよみがえらせる/第3章 リジェネラティブの目覚め/第4章 牛が牛でいられるように/第5章 次世代に引き継ぐ/第6章 “自然そだち”
第2部 理想の「土」を育てる/第7章 土の健康の5原則/第8章 カバークロップの偉大な力/第9章 土さえあればうまくいく/第10章 “収量”よりも“収益”を
おわりに 行動を起こす
土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命
2023/05/13 16:43
干ばつ被害も大雨被害も土しだい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ノホホン - この投稿者のレビュー一覧を見る
農業を始めた4年間は悪天候の影響で収入がほとんどなかった著者。しかし,近隣の農家でも4年連続で不作だったのは著者の農地だけ。なぜ?? 必死に環境再生型農業に取り組み,ようやく天候に影響されずに安定した収穫が得られるようになる。理由は,土壌が健康になったから。
家庭菜園を始めた私にとって,アメリカの大農場のやり方と同じことはできない。でも本書を参考に,「耕して化学肥料や農薬を使う農業の常識」を考え直してみたい。
リジェネレティブ農業(環境再生型農業),自然農法に関心のある方は最初に読んでおきたい一冊。
2022/12/31 22:52
農業に対するハウトウー本ではなく、宗教本でもない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の自然農法が、ややもすると宗教的・求道的なものになりがちで、ついて行けないないところがあるが、本書に書かれている内容は、結果的には同じ方向は向いてはいても、もう少し現実的な視点や科学的な説明があり、納得しやすいものであった。
日本の水田に同じ方法が当てはまるのかは分からないが、基本の考え方は有用ではあると感じた。
筆者自身も、この方法そのものがすべてに当てはまるわけではないと述べており、基本原則に則ってアレンジは必要、まずはコストをかけずに可能な範囲で小さいところから始めてみて、うまくいかなければやり方を変えてみて再チャレンジする、など、農業に限らず、あらゆるビジネスに当てはまる考え方が参考になった。
土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命
2022/10/11 20:06
良い作物を作るためには土を育てることが必要
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あけみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
農業の奥深さを知りました。一番心に残った部分は、ある畜産会議でドン・キャンベルさんの講演のセリフ。「小さな変化を生み出したいなら、やり方を変えればいい。大きな変化を生み出したいなら、見方を変えなければ・・・」
農業に関係なく、色んな仕事にも共通する内容に感じます。