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グイン・サーガ
著者 五代ゆう(著) , 天狼プロダクション(監修)
中原の由緒正しき王国パロは、新興モンゴールの侵略の前に一夜にして滅び去った。王家の血をひくリンダとレムスの双子の姉弟は、ある力によって妖魔の跳梁する辺境の森に逃れた。だが追手の厳しい追及は、たちまち3人を窮地に追い込む。そのとき忽然とあらわれた豹頭人身の怪人・グインが二人を救い出すのだった! 壮大な構想のもとに繰り広げられる絢爛たるドラマの開幕!(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
グイン・サーガ150 ミロクの手
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見知らぬ明日
2009/12/14 21:53
ついに最終巻
13人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:斜麓駆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本でもっとも長大で壮大な物語,故栗本薫氏の「グイン・サーガ」がついに最終巻となりました。
通常,4話ずつ収録されていた文庫本も,著者の絶筆により通常の半分の長さとなりました。
斜麓駆とほぼ同時代を生きた栗本氏の冥福を祈るとともに,改めてその偉大さを感じる一冊です。
現在アニメ本,NHKでの放送,豪華本などさまざまな形で本シリーズが紹介されており,これからも続いていくでしょうが,私にとっては,やはり文字で書かれた文庫がもっとも想像力をたくましく読み,楽しむことができる媒体です。
あとがきで解説を書かれた早川書房の今岡清氏の文章にも,本シリーズと作家栗本氏に対する切々たる思いが伝わってきます。
豹頭の仮面 改訂版
2006/02/26 17:22
一度は読まないと、こんなに面白い本は読んだ事のない程。
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
これほどの面白い本は読んだ事もない!と云う程。
楽しくって堪りません。私はたまたま、勧められて
読んだのですが、面白いです。展開がワンパターンでなく、
予想を裏切ってくれる展開が幾つも存在します。
一度はこういう、百巻を超える長編小説を読まないと!
私は中学生ですが、これだけはいえます。
グイン・サーガは面白い!
豹頭王の試練
2005/04/10 23:17
100巻到達おめでとうございます。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさぴゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんと100巻ですよ。100巻!!。これは歴史の残る世界の誇る作品です。内容云々ではなく一人の作者が強い一貫性を持って、これだけの作品世界を想像し得たことは、日本の誇りです。さすが源氏物語の国、その作者が女性であることも、日本人らしい。にしても26年間です。僕も出会ってから、20年近く読み続けています。20年ですよ!!。読み始めたときに小学生だった僕が大学を卒業し結婚をしても、まだ続いているんですよ(笑)。凄過ぎるにもほどがある。
子供の頃から物語が大好きで、栗本薫さんと同様、終わることがないほどに長い物語ほど愛してきました。けれども、三国志も水滸伝もモンテクリスト伯も、どんな作品にもすべてには「終わりがあり」せつなく悲しんできました。しかしグインサーガは、いまだ終わっていないのです。まじで凄過ぎるにもほどがある。感無量です。
ましてや、著者の栗本薫さんがガンで倒れた時は、ショックで呆然としたのを覚えています。いや、彼女の身体のこともですが、グインサーガの続きが見れないということに、心底ショックを受けて、神社にお参りに(笑)いったことまでありました。
ほんと感無量です。書き続けた作者にも、辛抱強く時間をいつもいつも待ち続けて発売日に買い続けた来た自分にも。これは生ける伝説です。日本の、この時期というごく限定された時空に「たまたま」居合わせただけですが、この偶然に、個人的には例えようもない運命と感動を感じます。
とにかく、おめでとうございます!!。これからも楽しみにしています!!!。