電子書籍
貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで
私たちはなぜこれほど「お金」に翻弄されるのか?――2008年の金融危機の渦中でこんな疑問を抱いたウォール街の投資銀行家が、日本を含む25カ国以上を訪れ、脳科学、行動経済学、歴史学、宗教学、古銭学などの専門家に取材を重ね、「お金」の起源とその魔力に迫る。ポール・ヴォルカー、リチャード・ブランソン、ジミー・カーターら名だたる著名人が賛辞を寄せ、《ニューヨーク・タイムズ》、《フィナンシャル・タイムズ》などの主要メディアで絶賛を浴びたベストセラー。序文・ムハマド・ユヌス(グラミン銀行創設者、ノーベル平和賞受賞者)。
貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで
2016/09/12 19:46
むしろ「金融の歴史」といったほうがぴったりくる本
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題は“Coined: The Rich Life of Money and How Its History Has Shaped Us”お金での豊かな生活とその歴史がいかに私たち=人類をかたちづくったか、ということが書かれています。ミトコンドリア云々という生物学に始まり、価値の象徴として貨幣そのものを評価する見方:ハードマネーvs単なる計算単位としてのみ評価する見方:ソフトマネーであるとか、経済を市場経済と贈与経済に分類して、その具体例として日本のお歳暮やお中元、義理チョコの話も出てきます。むしろ硬貨や紙幣の写真は1枚も出てきません。それを知ったうえで本書を手に取られると、得るものがあるでしょう。
電子書籍貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで
2016/06/21 15:42
貨幣の本質を追及して欲しかった
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sylvain - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史をさかのぼって貨幣の歴史を記述しているのであるが、何しろ冗長である。何々博士と何処に同行したとか、そういった記述は不要ではないのか。
著者が個人的に強い興味を持ち研究したことは分かるが、私には取材メモのように感じられた。
技術が確実に変化する時代の中で、貨幣の本質に迫ってほしかった。