- みんなの評価
5件
アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー
著者 SFマガジン編集部
百合――女性間の関係性を扱った創作ジャンル。創刊以来初の三刷となったSFマガジン百合特集の宮澤伊織・森田季節・草野原々・伴名練・今井哲也による掲載作に加え、『元年春之祭』の陸秋槎が挑む言語SF、『天冥の標』を完結させた小川一水が描く宇宙SFほか全9作を収める、世界初の百合SFアンソロジー。
アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは


この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2019/08/22 12:33
テーマとしての
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:物思耽次郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
百合をジャンルという括りではなく、テーマで描きだした作品集。関係性と一言で言ってしまえば簡単だけれど、その「関係性」という言葉に内包された様々な心模様を、SFを通じて描きだしている。SFというジャンルで百合というテーマを。二つの要素がとても良きバランスで成り立つ、素敵なアンソロジーだった。
アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー
2020/04/20 22:29
百合SF
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めいりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
『アステリズムに花束を』読了。
世界初の"百合SFアンソロジー"という触れ込みの一冊。
SFマガジン百合特集号掲載作のなかでは"不在の百合"を探求する意欲作、宮澤伊織「キミノスケープ」が好きかな。
非収録作の中では"ソ連百合"として(僕の知らぬ間に)バズっていたという南木義隆「月と怪物」はイロモノどころではない完成度。
本格派言語学SFとしてはもちろん百合としても申し分ない陸秋槎「色のない緑」が白眉。
アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー
2020/03/29 13:15
百合に溺れていない短篇は良かった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハヤカワ発の百合SFアンソロジー。SFのしっかりした世界観にスパイスとして百合要素を入れてるくらいがバランス取れてて良いんじゃないかなと思った。その意味では、AIの機械翻訳と人の手による翻訳の違いをテーマにした近未来SF、陸秋槎「色のない緑」がとても良くできてた。幼馴染のモニカが何に絶望して、何故、液状記憶媒体を飲んで自殺したのか。主人公のラストの一言にクソデカ感情がこもっていて、ミステリ作家さんらしい落とし方。

実施中のおすすめキャンペーン

