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クオンタム思考 テクノロジーとビジネスの未来に先回りする新しい思考法
著者 村上 憲郎
正解があるかどうかも“わからない”世界で
自分の頭で考え、結果を出す
【Google】エリック・シュミット、ラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリン、
【ポケモンGO】ジョン・ハンケ、【YouTube】チャド・ハリー、スティーブ・チェン…
天才たちが共通して駆使していた
「日常感覚を超える」テクニック
☆ ☆ ☆
「目の前にいない人の居場所を瞬時に知る」ことも、
「手のひらサイズの端末で検索する」ことも、
「機械から最適な提案を受ける」ことも、
かつては「日常感覚を超えた先」にある技術でした。
「かつての非日常」は、今、
ものすごいスピードで「日常化」しています。
本書の軸となる「クオンタム(量子)」は、
今はまだ、「日常感覚を超えた存在」ですが
量子コンピュータの開発競争に見られるように、「日常化」はもう、目前です。
コンピュータの普及によって世の中が変わった以上の「大きな変化」が、
「クオンタム」の力によって、起ころうとしています。
本書では、中学レベルの数学から始め、
最先端の量子コンピュータの入り口までを、徐々に深堀りしながら、
「クオンタム的な思考」をご案内していきます。
そしてその思考法でもって、
IoTやICT、労働や教育の未来を見通していきましょう。
クオンタム思考 テクノロジーとビジネスの未来に先回りする新しい思考法
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クオンタム思考 テクノロジーとビジネスの未来に先回りする新しい思考法
2021/05/30 03:13
世界をリードするGAFAのトップに上り詰めた唯一の日本人が説く日本再生の思考法!全てのビジネスマン・教育・研究者は必読といってもいい(特に日本では)
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投稿者:本好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
超有名な元グーグル本社副社長の村上さんが、次に勝つ考え方への革命を書いている。筆者の略歴やその発想法は同じ著者の『AIと社会・経済・ビジネスのデザイン』(日本評論社)を読めばよくわかる。実は筆者はDECのAIセンターにおり、グーグルにいた直後にグーグル自身がAIの革命(2012年の猫認識)を起こすのだから、本当はAIの専門でもあり、AIの革命についても最後の2章で読めるので量子コンピュータとAIの双方がわかるお買い得本となっている。
★何故日本はデジタル敗戦を続けるのか?その理由は日本人が工業化社会の機械発想にとらわれているからだ。筆者の説く(1)天才発想、(2)アバウト発想、(3)理系的考え、が日本再生の薬だという。理系的・天才的発想とは、あくまでデータに基づく実証主義でありながらそれ以外では全くとらわれず自由に「こうなったらいいな」と楽しく発想すること。いわれたことしかやらない日本人の形式発想、お役所発想と対極のこの超自由発想が、きら星のように輝くアメリカの起業家たちの共通点である。
★また今のAIも人間の脳細胞をマネして「確率的」にしか判断しない。これまでの計算機のような堅い厳密なYES-NO判断ではない。この「アバウト判断」も完全な測定ができない「量子力学・クオンタム」発想と同じ。所詮、この世界は厳密な論理ではないからだ。第1次デジタル敗戦をした日本人が再生するにはこのアバウトな「クオンタム思考」しかない