- みんなの評価
1件
ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告
著者 日経コンピュータ
なぜ繰り返すのか、メガバンクの失敗に学ぶ
みずほ銀行で2021年2月からの12カ月間に11回ものシステム障害が発生した。
2002年、2011年と大規模システム障害を起こし、それを反省して2019年までに勘定系システムを全面刷新したみずほ銀行だったが、トラブルは繰り返された。
システム障害はなぜ起きたのか。みずほ銀行ではなぜシステム障害が繰り返されるのか。
情報システムは人が開発・運用するものでトラブルは避けられないのだから、情報システムを利用する組織には、システム障害が起きても顧客や業務に影響を与えないで済ませられるレジリエンシー(復元性)が必要だ。
情報システムの専門誌「日経コンピュータ」が執筆する本書は、みずほ銀行の失敗を教訓に、組織のレジリエンシーを高めるための方策を探る。
ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2022/05/08 20:55
誠実なレポルタージュ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょひょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
みずほ銀行のシステム障害についてのレポート。
金融機関のシステムに係わった経験があったのと、システム障害が起きていた頃に前作(MINORIをかなり持ち上げた内容)を複雑な思いで読んでいたのだが、その日経コンピュータが障害をどう評価しているのかにも興味があって通読。
読了した感想としては、かなり良かった。
事実を事実とし、原因分析もステレオタイプを排して地に足が着いていると感じた。
誠実な叙述に好感を持てた。読んでよかった。