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裁判官の人情お言葉集
著者 長嶺超輝 (著)
「困ったときには私に会いに来てもいい。そのときは裁判官としてできるだけのことをします」――公判中、氏名を黙秘し続けた窃盗犯に罰金刑を言いわたして。情を交えず、客観的な証拠だけに基づいて判決を下すのが裁判官の仕事。しかし彼らも人の子。重い刑を言いわたす前には大いに迷うし、法律と世間の常識のギャップに悩むこともある。葛藤を乗り越えて、自らの信条を賭して語りかけるとき、被告人の頑なな心が氷解しはじめる――。ベストセラー『爆笑お言葉集』に続く涙のお言葉集。
裁判官の人情お言葉集
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2024/06/25 19:38
ものすごく膨大な判決やら傍聴やらから集めたもの
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
興味深いもののみをピックアップするには、膨大な資料にあたる必要があると思われ、その作業量を想像するだけでのけぞる。
主に、判決を言い渡す際の説諭で裁判官が述べた言葉たち。
裁判官独特の言葉遣いも興味深いが、やはり最も心ひかれるのは、各事件に丁寧に向き合い、なんとか立ち直ってほしいという気持ちを持って選んだことばであること。
ただし、問題は、きちんと受け取って、自分の中で咀嚼して、今後の人生に活かしているひとがどんだけおるかっていうとこやな。
主に刑事裁判についてわかりやすく書かれているので、さくっと読める。
また、現代日本の司法の課題や限界について、著者の私見が語られており、その視点も含めて興味深く拝読した。
裁判官の人情お言葉集
2023/07/18 14:16
前作に続く面白さ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ロンバルド - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「爆笑お言葉集」に続く面白裁判本。話題になった裁判・被告だけでなく、特定な裁判官の担当裁判を追いかける辺りは、中々興味深い。