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9件
はぶらし
著者 近藤史恵
脚本家として順調に生活する鈴音(36歳)が、高校時代の友達・水絵に突然呼び出された。子連れの水絵は離婚し、リストラに遭ったことを打ち明け、再就職先を決めるために一週間だけ泊めてほしいと泣きつく。鈴音は戸惑いつつも承諾し、共同生活を始めるが……。人は相手の願いをどこまで受け入れるべきなのか? 揺れ動く心理を描いた傑作サスペンス。
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はぶらし
2015/09/30 14:49
わかる!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょうど主人公の女性と似たような年齢で、環境は全然違うものの、友達への気持ちとか違和感とか、「わかる!」とうなづきながら読みました。読後感もよく、読んで良かったなあと思える作品です。
2017/11/02 11:55
ありそうでなさそうな
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
限りなく悪意と天然の境目のような女友達、というほと付き合ってたわけでもないのに。可哀想な気がしてしまって親切にしてしまうのが裏目にでるような感じが、実際ありそうな気がしてしまった。
2015/08/31 08:42
共感できるからこそ怖い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Matthew - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は彼氏にフラれたばかりの30代シナリオライター。そこに突然、高校時代の友だちが子どもを連れて転がり込んでくる。立場や境遇が違えば価値観も微妙にずれるもので、ちょっと日常生活の中に上手く、それぞれの価値観や考え方が反映されて書かれています。とても現実な話の進み方だからこそ先が読めず、地味な展開なはずなのに引き込まれてしまいます。終わり方の説得力も含めて作家さんの筆力の賜物だと思います。