- みんなの評価
2件
積ん読の本
著者 石井千湖
本を読むよりも買うスピードが上回ったまさにその瞬間から「積ん読」は始まる。
部屋の片隅に、1冊、また1冊と積み上げられる「積ん読」の山を見て、
人は焦り、罪の意識を覚え、自嘲するのだ。
そもそも「積ん読」とはなにか。その言葉の歴史は意外にも古く、明治時代にまで遡る。
100年以上に渡って受け継がれてきた日本の読書家たちの「伝統芸」は、
今や「TSUNDOKU」として世界の共通語ともなった。
そんな「積ん読」の本質に迫るべく、ブックレビュアーの石井千湖が、
斯界の本読み12人の「積ん読」事情を探るインタビュー取材を敢行。
ある者は「積ん読」こそが出版界を救うものだと熱く語り、
またある者は「積ん読」にこそ書物の真の価値があるのだと断言する。
写真に収められた圧巻の「積ん読」の山と、「積ん読」を語るその言葉を一読いただき、
読書家諸氏におかれては、ほっとするなり、笑うなり、共感するなり、
感心するなり、呆れるなりしていただきたい。
柳下毅一郎(特殊翻訳家、映画評論家)
柴崎友香(作家)
池澤春菜(作家、声優)
小川哲(作家)
角田光代(作家)
しまおまほ(マンガ家、イラストレーター)
山本貴光(文筆家、ゲーム作家)
辻山良雄(Title店主)
マライ・メントライン(ドイツ人)
小川公代(英文学者)
飯間浩明(辞書編纂者)
管啓次郎(翻訳家、詩人)
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2025/03/12 09:10
まだ大丈夫
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
うちにも、読んでいない本がたくさんあります。この本を読んで、まだ大丈夫だとちょっと安心しました。積ん読という言葉が明治とかかなり昔からあるということ、TSUNDOKUという言葉で世界各地でも使われているということを、初めて知りました。前半、特に激しい積ん読と本棚から溢れる本の群れの写真が、素敵でした。
2024/11/19 10:25
「積ん読」、大好き
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「積ん読」、私はこの言葉に共感を覚える、この本に登場する人たちの「積ん読」理由は様々だけど、本屋で、図書館で、本を選ぶという行為が大好きなのは皆さん共通しているように思える、もちろん、私も大好き