政治学者、PTA会長になる
うっかり踏み込んだ先は「魔界」だった…理論も“ご高説”も役立たず!?実践・街場の民主主義1000日の記録
小学生の保護者たちの胸をざわつかせる「PTA」の存在。そんな場所にうっかり義憤に駆られて、政治学者が踏み込んだら……?政治学の思考のフィルターを通して、PTAを見てみたら浮かび上がってきた、「スリム化」を阻むものの正体、「やめよう! 」が言えない大人たち、「廃止」が必ずしもベストではない事情…。そして、コロナで学校が閉ざされた時、PTAが果たした役割とは?
今の時代に合うPTAの形とは、続ける意味とは何か?身近な自治の場「PTA」での著者の1000日を通じて考える、私たちの「自治」の話。
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2022/03/17 16:43
PTAという任意団体
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
PTAというものに関与したことはなく、子供の成長過程で、なんとなく横目で見ていた気がする。小学校と地域社会という枠組みの中で、目の前にしている子供たちが、そうしたら少しでも幸福になることができるかを、現状認識の上に、それを実行する任意団体がPTAだという。大人の交流と共同性の確認する場ではない。自発的に作られた任意団体である以上、強制加入であってはいけない。そしてPTAが行うのは労働ではなく、活動であり、対価のないボランティア活動である。家庭を犠牲にする必要のない活動なのである。