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アニスと不機嫌な魔法使い
孤児院育ちの少女アニスに、養子縁組の話が舞い込みます。「お養父さまは、きっと裕福で優しいおじいさまね♪」。そんな妄想を膨らませていた少女を待っていたのは、どっこい黒髪の少年にしか見えない、最強の魔導師だったのです――無愛想でエラそうな養父シドに、果たしてアニスは馴染めるのでしょうか。そしてアニスに、青い瞳が忍び寄ります!!
アニスと不機嫌な魔法使い
05/17まで通常545円
税込 273 円 2ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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2010/04/21 09:48
モテモテのジーク
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜかよく分からないけれど、急にジークがモテモテになる。一方はもちろんビアンカだけれど、もう一方の少女は牙狼傭兵団ともつながりがあるみたい。
魔導士ギルドの召喚を受けてシドたち4人が訪れたギルド本部で起きる衝突。既巻で登場した敵方も相次いで現れ、事態は核心へと向かっていきます。モテた分だけジークにも見せ場が与えられてますね。
シドの古い友人であるムルタンが、普段はまったく自分のことを語らないシドの心中をつまびらかにする語り部としての役割を果たしています。
しかし、後半のアニスは、1巻の前半と同じ感じで、あんまり成長が見られない気もするなあ。まあそれが、彼女の持ち味なんだろうけど。
2010/04/25 00:30
アニスが導く様々な変化
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
殊勝な態度で塔から一歩も外に出ない決意を固めるアニスを気遣って、みんなでジークの家に遊びに行くことになる。マリエルたちも集まって、みんなでお祭りに行こうと出かける矢先に事件が起きる。
その頃シドは、全土を巡り始める召喚者狩りの包囲網をぶち壊すべく、ジークの祖父オレグと計って行動を開始していた。しかし、その前には、魔術師たちを束ねる巫女姫が現れ、思いもよらぬ要求を突き付けて来た。
盛り上がってこれから、というところで打ち切り模様の終わり方に。きっとみんながこの本を購入すれば、いずれ続編が出版されるはずです。
2010/04/19 22:26
アニスとマリエル
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニスの下に、クールデール卿と名乗る白蛇みたいな竜が、教育係として派遣されてきます。そして時を同じくして、召喚者を狩る傭兵団の存在も明らかになります。この傭兵団は、どうやらシドと何か因縁があるみたい。
傭兵団を捕まえる助力を得るために、シドとアニス、ビアンカは代理公のお屋敷へ向かいます。そこでアニスは、代理公夫妻と二人の娘、マリエルとロッテに出会います。この二人とアニスが繰り広げる出来事の数々は、まさに女の子という感じ。特に、アニスとマリエルみたいな女子中学生はどこかにいそう。
シドの過去にまつわる因縁が、アニスの未来に影を落とし始めます。
そういえば、1巻の内容に対するフォローが少しされていました。
2010/04/18 22:30
イメージする思春期の少女
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
不老の呪いを持つ火の魔導師シドは、古い知り合いのシスターポーラから、アニスという少女を預けられる。彼女は水の魔導師セイに狙われているらしい。
シドの下で暮らすようになったアニスだが、シドは人との接し方がぶっきら棒だし、アニスは意地っ張りですぐ癇癪を起し、しかも妄想癖があるので、なかなか上手くいかない。同じ塔に暮らす、剣士のジークや変身能力を持つビアンカが仲を取り持とうとするのだが、起きるのは感情的なすれ違いばかりだ。
自分で身を守れるようにと、シドはアニスに魔法や剣を学ばせようとするのだが、どうやらあまり才能がないらしく、全く身に付かない。身につけるまで外には出さないというシドに反発し、アニスは飛び出そうとするのだが…。
悪い魔法使いと狙われる少女、彼女を護ろうとする魔法使いと、設定は完全なファンタジー。当初、アニスのキャラクターが濃く、若干ウザいと思ってしまったが、後半に行くに従って落ち着いてきた。時々、脈絡なく情報が出てきたりする筋のおかしなところがあったり、舞台がほとんど塔の近辺しかないかったりするけれど、なんかこう、掛け合いがかなり面白いんじゃないかと思う。