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ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論
著者 近藤康太郎
将来が不安? 今の自分でいい? 大丈夫。毎日をご機嫌にするには「技術」が、ある。人はなぜ、働くのか? 幸せになるため。ナイスな日々を過ごすためである。おもしろい〈仕事〉がしたい、と人は言う。しかし、〈仕事〉のみならず、〈勉強〉、そして〈遊び〉でさえ、他者に強制される何かとは、本質的におもしろくないものだ。ただ、〈仕事〉をおもしろくする人間は、いる。〈仕事〉は与えられるものではなく、つくるものという発想を持つことだ。そのためにどうするか? 人生を支える三つの要素を強くすることだ。〈仕事〉〈勉強〉〈遊び〉。幸せとは、この大三角から成り立っている。三つは切り分けて考えられがちだが、互いが補完しあう。一つが強くなれば他も強くなる。ーー作家で猟師、『三行で撃つ』著者による人気の人生講座が待望の書籍化
ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論
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2024/06/24 18:52
「三行で撃つ」近藤康太朗氏の本なんだ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KeiM - この投稿者のレビュー一覧を見る
リラックスするために人は本を読む
前著「三行で撃つ」で著者はそう強調していた。
今度は、リラックスするために遊ぶのかどうか、感性で感じ取ることを要求された気がする本だった。
多分それはこの本の本題とは違うのだけれど。
遊びたいときに遊ぶためにできる時に仕事をやる。
今回もこの姿勢は揺るがない。
早起きをして書き、入稿する。そして博物館へ美術館へ。映画を見て観劇もしてそしてライブ。
出社=仕事ではない。ただし実績はあげる。前任者の倍、三倍の実績をあげる。
アウトプットは量と質が比例する。書けば書くほどうまくなる。量をこなしていくうちに、自分が書きたいものも売る。恩も売る。信頼を得る。実績を作る。
一方インプットを怠ると一体どうなっていくのだろう。
次から次へと小気味よく提示されるテーマは、こっちまで伴走しているような臨場感にあふれていた。
デジタル本より紙だ、体で読め! という主張が伝わってくるが、この人の効率主義と職、それから「三行で撃つ」をあわせて考えると、書くときは絶対デジタルで書いている。
滑舌鮮やかで激しい語気が行間から浮かび上がる。響いてくる。紙面づくりより最前線で戦うライター。
兄弟つながりの話、タクシーの運転手と目が合った話、もうドキドキで死ぬかと思った。
読み終えると完走感が味わえた。