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お飾り聖女のはずが、真の力に目覚めたようです
著者 杓子ねこ(著者) , ボダックス(イラスト)
え、わたしが聖女なんですか!? 精霊の加護を受け、エルバート王国に繁栄をもたらすと言われる聖女。だが今や、聖女ですら精霊を信じてはいない。
シルフィアは、本来の聖女マリリアンヌが遊び歩くあいだ神殿を守る役目を押しつけられる。ただいるだけの“お飾り”と言われながらも真面目に聖女代理としての責務を果たしていた彼女にある日、夢の中で精霊たちの声が聞こえてきて・・・・・・!?
お飾り聖女のはずが、真の力に目覚めたようです
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2024/08/10 02:54
ド直球な聖女ものだった
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
精霊に愛された聖女と結婚した男が作った国は精霊の加護を受けて繁栄し、以後も王は聖女を娶る習慣があった。
今代聖女は精霊を信じず享楽にふけり、精霊に怒りをかったという元聖女の家系の主人公をお飾り聖女として神殿に置いて祈らせている。
冷遇されながらも真摯に精霊に祈る彼女の元へ、彼女の境遇を心配した第二王子が通っていた。
祈りが届いた精霊に正式に聖女にされたお飾り聖女が国を復興させる話。
王道の聖女と王子のシンデレラロマンスだった。
ちょっと主人公の献身がすぎるが。
ここまで善性だと騙されて貶められたのも納得よ。
自分を冷遇した相手にも慈悲をかけるの、罪があるならちゃんと裁かれるべきだと思うからあんまり好きじゃないんだけど、聖女らしい聖女ものと思えばこうなるのは必然か。
しかし、最終的に特別な誰かを聖女として優遇するのではなく、祈りを捧げる全ての人に手を差し伸べて、精霊と人間は友達になりたい、といって聖女制度廃止させる展開はなかなか目新しい感じで良かったと思う。
いやホント普通にざまぁとかない王道聖女モノが読みたい人は楽しめるはず。