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1件
馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。
著者 藤森かよこ
死ぬ瞬間に、あなたが自分の人生を
肯定できるかどうかが問題だ!
学校では絶対に教えてくれなかった!
元祖リバータリアンである
アイン・ランド研究の第一人者が放つ
本音の「女のサバイバル術」
ジェーン・スーさんが警告コメント!!
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これは警告文です。本作はハイコンテクストで、読み手には相当のリテラシーが求められます。自信のない方は、ここで回れ右を。「馬鹿」は197回、「ブス」は154回、「貧乏」は129回出てきます。打たれ弱い人も回れ右。書かれているのは絶対の真実ではなく、著者の信条です。区別がつかない人も回れ右。世界がどう見えたら頑張れるかを、藤森さんがとことん考えた末の、愛にあふれたサバイバル術。自己憐憫に唾棄したい人向け。
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あなたは「彼ら」に関係なく幸福でいることだ。権力も地位もカネも何もないのに、幸福でいるってことだ。平気で堂々と、幸福でいるってことだ。世界を、人々を、社会を、「彼ら」を無駄に無意味に恐れず、憎まず、そんなのどーでもいいと思うような晴れ晴れとした人生を生きることだ。「彼ら」が繰り出す現象を眺めつつ、その現象の奥にある真実について考えつつ、その現象に浸食されない自分を創り生き切ることだ。
中年になったあなたは、それぐらいの責任感を社会に持とう。もう、大人なんだから。 社会があれしてくれない、これしてくれない、他人が自分の都合よく動かないとギャア ギャア騒ぐのは、いくら馬鹿なあなたでも三七歳までだ。(本文中より抜粋)
馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。
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馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。
2022/07/09 07:44
熱くほとばしる後輩女性へのエール
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が自らを馬鹿ブス貧乏の低スペック女性であると自認した上で、そのような女性が青春期から老年期までどのように生きていけばよいかが綴られている本。普通のブスは見にくくない自分を捏造すべし、職場に不満があろうとも給料のために会社にしがみついてとにかく働くべし、国語能力をつけるべし等、様々な良書を挙げつつ著者の経験をもとに綺麗ごとでなく、ほとんどヤケクソのような勢いで書いてあり、予想外に面白かったです。いちいち「あなたは馬鹿ブス貧乏だから」と書いてあるのが、それを刷り込まれそうで嫌でしたが、まえがきから順番に読んでいくと内容的には本当に良いことが書いてあると思いました。
著者を画像検索したら全然ブスでなく知的美人で、経歴や本書に紹介されている本のレベルからしても馬鹿でないことも明らかで、「馬鹿ブス貧乏」の女性を対象にしていると明言されていますが、世の中の大半の女性は本書の対象に含まれるとみてよいと思います。謙虚さがある女性は一読して損はないかと。