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「お前を追放する」追放されたのは俺ではなく無口な魔法少女でした
俺の仲間は、Sランクなのに追放された無口な魔法使い!? 「お前を追放する！」そう宣告を受けたのは俺ではなく、後ろにいたSランク冒険者パーティー『栄光の剣』に所属する魔法使いの少女――テレサだった。追放理由は、彼女が無口で戦闘の連携が取れないことだというけれど……。気がついたらソロ冒険者の俺は、立ち去るテレサのあとを追いかけていた！ 彼女は強力な魔法は使えるし、勉強熱心で、ときたま見せるドジも可愛い。それに、一言も発さなくても、俺には言いたいことがわかるから、問題ない！ 俺達は楽しくクエストをこなしていたが、テレサが抜けた『栄光の剣』はBランクに降格し、彼女を連れ戻そうと企んでいて――!? 頂点に駆け上がる新米冒険者と無口なSランク魔法少女の最強パーティー冒険譚！ ※電子版はショートストーリー『ミリィの観察』付。
「お前を追放する」追放されたのは俺ではなく無口な魔法少女でした: 2【特典SS付】
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「お前を追放する」追放されたのは俺ではなく無口な魔法少女でした: 2【特典SS付】
2025/02/06 04:31
色々と活躍を続けながら遂にテレサの呪いが解ける霊薬が手に入る可能性が生まれ…一方で因縁の相手との再会後、利害の一致で協力し関係改善したり…でも目的が叶う直前に重大な選択を迫られ…な2人が選んだ結論は…
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投稿者：♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
今巻第2巻では、今作の魔法少女ヒロインであるテレサが、
夏風邪でダウンしたり、回復後に体力を付けようと鍛えようとしたり、
SBMS(嫉妬深い魔法少女)な一面を見せたり、
ペット魔獣の世話依頼を受けた際にブチ切れて殺しそうな勢いで戯れたり、
以前仕事を受けた依頼者夫婦の出産祝い用の鳥を狩りに行ったり、
シーサーペント捕獲依頼の流れで釣りやサバイバル生活をしてみたり…な色々なテレサと、
そんなテレサを常に心配し見守りつつ…なガリオンとの関係性が序盤から前半頃に色々と描かれて…。
そんな中でも、ガリオンとテレサがパーティとして共に行動する目的である、
テレサが声が出せない呪い、を解除する方法を模索する…という観点でも進展があり…
その流れで、今までの拠点の場所から、隣の魔導国に出向いたり…。
商隊の護衛をしながら現地へ向かう際のエピソードの展開は、読みながら…
コレは、コイツが実はアレなのかな…みたいな想像をしつつ読み進めたら、実際そうだったな、
とか…そんな部分もありつつ…。
中盤から後半にかけては、
前巻第1巻での、今作のそもそもの発端となる因縁の3人組との再会のどたばた共闘救出劇的なのと…
その後、色々あって、利害の一致で一緒にダンジョン攻略をしたり…
な展開で、色々と誤解が解けたり、距離が近付いたりで関係が改善される…という流れは、
まぁ、好感が持ててよかったな、
と。
で、メインのテレサの呪いを解く件に関しては…並行して描かれていた別の案件との兼ね合いもあり…
どうなるのかな…と思いながら読みつつも…この流れだと、呪い解く霊薬は入手出来たけど、事情が変わって、
一つの選択決断をするのかな…みたいに思ってたら、大体そんな感じになって…。
でもまぁ、
今巻を読む前は漠然と、今巻で、無事に呪いが解けて目出度し目出度し、と締め括るのか、
または、テレサの呪いを解く為の俺達の冒険はまだまだコレからだEND…みたいな形で締め括るのか、
どっちかかな…くらいに思っていたので、
実際に最後まで読み終えてみたら、そのどっちでもない形で、でも、いい感じに、
胸キュンラブコメ的な可愛らしく微笑ましいラストだったんで、よかったな、
と。
で、そんなエピローグでの締め括り後には、
書き下ろし番外編「無口な魔法少女、カジノに行く」…で、後日談的な光景で、
コミカルかつほんわかと、いい感じのテレサとガリオンの様子を、羨ましく思ったりも。
そして、更には特典SS「気弱な魔法少女は恋愛相談がしたい」は、
エミリー視点での、エミリーが活動拠点をガリオン達の街に移した裏話的な光景が描かれた掌編…
見方によると、ちょっとストーカーチックではあるけど…。
何だかんだ、ガリオンとテレサの関係性の魅力と好感度で、第1巻第2巻と楽しみながら、
最後まで心地よく読めたので、買って読んだ甲斐はあったと思えているんで、そこそこ満足です。
「お前を追放する」追放されたのは俺ではなく無口な魔法少女でした【特典SS付】
2025/02/04 19:39
チート的な特異体質を持つ主人公と、凄腕だけど訳有りの魔法少女ヒロインが出会い、互いの能力を最大限に活かし合える関係として絆を深めながら目的に向けて冒険の日々を重ねていく好感度大ラブコメ幻想冒険譚開幕巻
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投稿者：♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
チート的な特異体質を持つ主人公と、凄腕だけど訳有りの魔法少女ヒロインが出会って、
一緒にパーティーとして行動するようになり…
徐々に互いの能力や事情についても知り、互いの能力を最大限に活かし合える関係として絆を深めながら…
目的に向けて、活躍、観光、冒険の日々を重ねていく2人
…ガリオンとテレサの物語。
ヒロインをさりげなく気遣える主人公、一方で、ヒロインの気持ちを解す意味もありつつからかったり…
な軽妙なラブコメ要素(ラッキースケベ的ちょいＨ場面描写もあり)。
チート的な特異体質を活かした強さを見せ、悪役または噛ませ犬的連中を懲らしめる…
というのは読んでいて、爽快さもあり。
全体的に読み易く、さくさく読み進められる文章のテンポも、よかった、という事かな…。
自分はこの作品は、一迅プラスでコミカライズ版を偶々読んだのがキッカケで、ちょっと面白そうと興味が湧いて…
貧乏人的には買って読むなら原作小説の方が安上がりかな、と思って…かつ、
一迅社商品40%引クーポンが使える期間中に買ったんだけど、
この原作小説を読んでみて、コミカライズ版は、物語の大筋は同じだけど、原作小説で描かれてるエピソードを、
全部そのまま漫画にしているわけではないんだな…という違いも分かって興味深かったり…
あと、個人的な印象では…何かの小説のコミカライズ版やアニメ版とかは、大体、キャラの絵柄とかが、
原作イラストよりも可愛いめになってる事が多い気がするけれど…この作品に関しては、
コミカライズ版の絵柄よりも、こっちの原作小説版のヒロインの絵柄の方が、テレサが美少女で可愛いよな…
と思った件。
巻末の、書き下ろし番外編「テレサちゃんは撫でられたい」…は、今巻の物語本編の後日談的な、
定宿の食堂でのラブコメ光景が描かれた、ほのぼのと温かく見守ってあげたくなる系の、
ガリオンとテレサ、宿屋の娘ミリィのやりとりが描かれていて、コレはコレで面白く…この2人の更なる冒険の日々も、
読んでみたいな、と思える内容…で、
今巻と第2巻とを同時に購入済みなんで、引続き、楽しみながら読み進めようと思います。
余談で、著者のあとがきを読んで…会社が倒産した結果、専業作家という形になってから生まれたのが、
今作品だ…と記されていたんで…やっぱ、音楽でも文学でも…優れた創作物は、何か苦境に陥った時に生まれ易い、
というのは真理なんだな、と、ふと思ったり。
