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剣の四君子 小野忠明
著者 吉川英治
多数の敵に囲まれても決して負けることはなかった剣の達人。若き神子上典膳は伊藤一刀斎に試合を挑み散々打ちすえられ、自分の未熟さを知り一刀斎に弟子入りし剣を学ぶ。兄弟子の善鬼を破り後継者に選ばれ徳川家に推挙される。柳生但馬守とは好敵手だった。柳生家と並び徳川家の剣術指南役となる。柳生家と違うのは激しい稽古にあった。ただひたすら剣の道に生きた生涯。
剣の四君子 小野忠明
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2021/11/16 18:10
このシリーズの中では一番良い
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉川英治「剣の四君子」のシリーズの中では一番良い。柳生新陰流とあわせて江戸徳川幕府の公認となった小野一刀流の始祖の話しである。政治との関わりを深くした柳生新陰流と比べて、地味な印象の小野一刀流であるが、政治よりも剣の道を という始祖の考えがずっと残っているのかと思わされる。吉川英治らしい母親への思いが読み取れる。