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「ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀≪ダイ・カタナ≫」シリーズ
――始まりが何であったのか、もはや知る者はいない。
いずれにせよ《死》が大陸中へと溢れ出したのは、そう遠くないある日のことだった。
時の王が御触れを出した。『《死》の源を突き止め、これを封じよ』。
大陸中の勇士たちが立ち上がり、そしてその尽くが《死》に飲み込まれて屍を晒した。
その中で、ある一党の言葉だけが残る。
『北の最果てに、《死》の口がある』。
誰がそれを見出したのか、もはや知る者はいない。その冒険者も《死》の前に消えた。
《死の迷宮(ダンジョン・オブ・ザ・デッド)》。
曰く――迷宮からは無尽蔵に怪物がわき出す。
曰く――迷宮には怪物どもと共に無限とも思える富が眠っている。
曰く――迷宮の最奥には魔神の王が存在している。
死神の顎そのものである奈落の淵へ人々は集い、いつしか城塞都市が生まれた。
冒険者たちは城塞都市で仲間を募り、迷宮へ挑み、戦い、財貨を得、時として死ぬ。
君は冒険者だ。
悪名高き《死の迷宮》の噂を聞きつけ、その最深部へ挑むべく、この城塞都市を訪れた。
大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」の外伝第2弾!
これは、蝸牛くもの描く、灰と青春の物語。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀≪ダイ・カタナ≫下
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ゴブリンスレイヤー外伝 2上 鍔鳴の太刀 上
2019/09/10 06:56
冒険」の一言に 心躍るなら読むべし
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
素晴らしい作品です。
ゴブリンスレイヤー外伝とありますが、ぶっちゃけ、お話の中で綴られる時間が違うだけであり、もはや別作品として出しても良かったんじゃねぇかと思うくらいゴブリンスレイヤー本編とはあまり関係ないです(笑)
お話としては作者のあとがきにある文言の通りで、「冒険者たちが迷宮に挑み、怪物と殺し合って最下層を目指すおはなし」という極めて王道なものなんですが、それをここまで面白くワクワクさせる内容に仕立て上げるのはさすがとしか言い様がないですね。
本作は「上」との表記がありますが読み込んだ感じだと上下巻じゃ多分書ききれないと思うのでおそらくは上・中・下の三部作になるのかなーと勝手な予想をしておきます。
(予想というか、願望ですね笑)
登場人物も魅力的ですし、伏線も散りばめられていて、次巻が待ちきれませんね。