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モンローが死んだ日
著者 小池真理子
サンデー毎日連載時から圧倒的反響!!
愛した男は誰だったのか――
現代人の心の襞の奥底に踏み込む、濃密な心理サスペンスの誕生。
なぜ生きるのか? なぜ愛するのか?
人が他者を、自らを支えきれなくなった時代、「生と性」の意味を問い続けてきた著者が贈る、渾身の感動長編!
孤独の中を生きてきた男女が辿りついた場所とは――
幸村鏡子は、長野県軽井沢の外れにある花折町で小さな文学館の管理人兼案内人の仕事をしながら独りで暮らしている。
夫を亡くしてから心身のバランスを崩していた鏡子は、町内の精神科クリニックで高橋智之医師の診療を受けはじめる。やがて鏡子と高橋医師は恋に落ちるが、高橋医師は突然姿を消してしまい......。
モンローが死んだ日
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モンローが死んだ日
2015/10/21 04:25
設定の上手さ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
心を病んだヒロインは、メンタル面の健康が問題視されてきた現代にふさわしい設定だが、意を決して通院することになった精神科医が偽医者だった―ここからのサスペンス模様の展開に驚いた。恋愛小説に定評のある人だが、息もつかせず読ませ、ラストシーンで驚かせるテクニックはさすが。