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本には読む順番がある
著者 齋藤孝
頭の中に“知性の地図”を描いてから2冊目、3冊目に進みたい!「筋トレ」に鍛え方の順番があるように、「読書」にも読む力をつけるための正しい順番があります。たとえば、いきなり『資本論』を読んでも、多くの人には難解で、最後まで読み切ることはできないでしょう。本来はその前に読むべき本があるのです。本を読んでも身につかない、十分に理解できない、という人は、「読書の順番」を間違えています。正しい順番で読めば、1冊の本から吸収できる知識・教養は倍増するはず。本書では、具体的に3ステップで読む順番を示します。「哲学」「科学」「歴史」などの分野別、ニーチェ、夏目漱石、太宰治などの人物別に分けて紹介します。
本には読む順番がある
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本には読む順番がある 「最初の1冊」から「仕上げの1冊」まで
2023/01/26 23:14
読書には 順番がある その通り
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
『声に出して読んでみたい日本語』(草思社、2001)などの著作でおなじみの教育学者(プロフィール欄参照)、齋藤孝が考える読書論の一つである。「音楽や絵画は順不同でいい」(p.18)が、本はそれではダメだという。ということで、いくつかの分野、幾人かの作家を理解するために、どの順番で本を読めばよいかをレクチャーしたのが主な内容である(その他にも齋藤の読書論が書いてある)。
2.評価
(1)たしかに、「本には読む順番がある」(タイトル)のは否定できず、筆者の経験でも、いきなり分厚い本を読んでもはじき返される場合が多かった。筆者の場合、第3章が特に参考になった。
(2)だからと言って、本書を5点にはせず、4点とする。ところどころに垣間見える齋藤臭さというか、古いものの肯定と日本の肯定的評価(前者はp.196ll.3-4。なぜSNSに否定的なのかよく分からない。後者はp.223ll.7-8。夏目漱石について「後世の日本人」のみが「素晴らしい文学的な遺産を得た」としていいのか疑問に思った)が理由である(筆者は、齋藤の方法論が好きで読んでいるが、否定的に評価した部分はあまり好きではない。もっとも、それが齋藤の魅力と思う人もいるだろうし、それはそれでよい)。
本には読む順番がある 「最初の1冊」から「仕上げの1冊」まで
2021/05/12 12:27
本読む習慣を身に着けたい人におすすめ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書したいと思っていてもなかなか気が進まない、本を避けてしまう人は多いと思います。本を読むうえで、いきなりベストセラーやはやりだから難しい本を読む始めるのではなく、RPGゲームのように、最初は、入門書や要約といった読みやすいものから始めてみようと教えてくれています。書籍の中にも書かれていますが、読む習慣がついてきたら、自分の記憶にその本が残るように、本を読んで何を感じたのか、メモを残し、記憶に足跡を付けておくことが大切だと思います。読む習慣を身に着けることで、自分とってとっておきの一冊と出会えるようになると思います。