- みんなの評価
1件
生贄姫の幸福
幼い頃から、生贄として魔物の王に身を捧げて死ぬことこそが“幸福”だと教えられてきた王国の第二王女・リーディア。
国王や王妃たちから見向きもされず、離れに一人ぼっちで閉じ込められながらも願うのは、せめて課せられた役目をまっとうすること。
ついに迎えた運命の日。魔物の王・ルイの来訪に人々が怯えるなか、彼から告げられたのは・・・・・・!?
「やっと見つけた、俺の――花嫁さん」
生贄としてルイにおいしく食べてもらうため、張り切って自らを差し出すリーディア。だがルイは彼女を花嫁として扱い、一向に食べようとしない。
さらには、人としての生き方を知らないリーディアに料理を教えたり、外の世界に連れ出したりしてくれる。
初めての温もりに戸惑いつつも、ルイに手を引かれながら優しい日々を重ねていくリーディア。
沢山の温かな感情を得ていくなか、やがて彼女は本当の“幸福”を知る――。
生贄姫の幸福 2 ~孤独な贄の少女は、魔物の王の花嫁となる~
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
生贄姫の幸福 孤独な贄の少女は、魔物の王の花嫁となる 1
2024/02/08 22:01
人形のような生贄姫は魔物の王によって純粋なまま人になる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラ・レーネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名と綺麗な表紙に惹かれて購入を決めました。結果は満足しています。
生まれ落ちた時から魔物の王の生贄として王家からいないものとして育ったリーディアが魔物の王と呼ばれるルイと出会い、人として色々なものを取り戻してゆく物語。
その中で少ししか出ていなかったけど、リーディアの家族、王族がもう最悪で醜悪でした。本当、自分達のことしか考えていない。これでよく国としてやってこれたなぁ、と思いました。特にリーディアのすぐ下の妹と父王、酷いというより、人でなしって感じました。父王の方はルイにきっちり報復されてましたが、妹の方がなかったのでどうなったのか知りたかったです。父王はリーディアにもあっさり振られてましたし…。いい気味と思いました。ラストの方、父王達の反抗には少しドキッとしましたが、無事リーディアとルイの幸せなエンディングを読めて安心しました。イラストも綺麗で目でも楽しめました。お気に入りのシーンはルイがリーディアを花畑に連れ出すとこです。ルイからもらった初めての贈り物の花冠を抱きしめるリーディアは可愛かったです。2人の会話が色々あって、中々噛み合わなかったのも面白いと思いました。読んでいて楽しかったし可愛いお話だと思うので次巻も楽しみにしています。