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飯野文彦劇場 サセ子のこと
著者 飯野文彦
下着の線の見えない白いジャージの上下にママチャリ。こちらの行く手をゆらりと通せんぼして、「あなた童貞? やらせてあげようか?」。河川敷のサイクリングロードに出没するという、白ジャージのサセ子の噂。鬱然とした高校生活を送る少年は、幻想の性女を求めて今日も真夏のサイクリングロードを彷徨する。その肉体からも精神からも、歪み淀んだ欲望を滴らせながら――渦巻く妄想、漲る性欲。サドルの上で、少年は熱い淫風となる。その吹く先に待つものは?
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2022/03/06 11:56
妄想の極み
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
妄想の極み と表現すべき作品であろう。男子高校生の夏休みの焦燥感 というのはある程度理解できるが、それ以降の展開が凄まじすぎて、ついて行けない。結末もなんだかひどいままであった。この作家は落語や怪談をネタにひねった作品を書くのだが、ひねらないとこんなに凄まじい作品になってしまうんだ。