- みんなの評価
2件
プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則
著者 上田勲
一通りプログラミングができるようになった。しかし、読みにくい、遅い、頻繁にエラーが発生する、書いたコードを修正すると動かなくなる等々、なかなか「よいコード」を書けないとお悩みではありませんか? 本書は、よいコードを書く上で指針となる前提・原則・思想、つまり「プリンシプル」を解説するプログラミングスキル改善書です。初心者向けの書籍では絶対に説明しない、古今東西のプログラマーの知恵をこの一冊に凝縮しました!
プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
プリンシプルオブプログラミング 3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則
2017/02/04 17:32
名著のダイジェスト
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルイージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の最大の特徴は、大量の出典や関連書籍が、巻末にまとまってるのではなく、各項目それぞれに書いてあることです。例えば「アジャイルソフトウェア開発の奥義」とか「プログラマが知るべき97のこと」「オブジェクト指向のこころ」「達人プログラマー」などなど、IT分野で名著と言われている書籍が多数上げられています。著者は技術書だけで800冊以上読んだそうなので、その中から選ばれた名著のエッセンスを抽出してまとめていて、大変お得感があります。本来ならこれらの関連書籍を全部読めば勉強になるのですが、初心者がゼロから読み始めたら何年もかかってしまいますから、この本でエッセンスを掴んでおくと指針になるし、次に読む本を選ぶ際にもハズレがなくなると思います。
プリンシプルオブプログラミング 3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則
2016/05/13 22:06
抽象の破壊力
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kircheis - この投稿者のレビュー一覧を見る
プログラミングの原理原則を「プリンシプル」と括って紹介している。
抽象度の高い情報に終始しており、具体的なコード例などはない。
プログラミング技術書としては、あまり見ないタイプの本である。
ただ、プログラマ一として「知っておかなければならない知識」が
かなりの網羅率で提示されており、かつ各々非常に丁寧に解説されていた。
とくに、各プリンシプルについて、必ず「なぜそれが必要か」が明確に説明されている。
これがあるので、抽象寄りの情報ながら、「実際に使える」情報となっている。
(「How to本」ならぬ「Why本」である。)
しかも、抽象度が高い分、適用範囲は果てなく広い。
読むにつれ、視点の高さが、いやがおうにも上げられる。
問題を(不遜な意味でなく、視野的な意味で)上から見下ろせるようになる。
その高さは、位置エネルギーであるかのように、現場で具象に落とした時の効果は計り知れない。
プリンシプルは101個あるので、相当に投資対効果の高い本だ。
本書で「抽象」、リーダブルコードで「具象」を押さえて、
あとはそれらの観点を持って経験を積めば、自然と「よいプログラマー」になっていくだろう。
確かに、プログラマ必携の書だ。