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2件
アンダーグラウンド・マーケット
著者 藤井 太洋
2018年──下流に堕ちた日本人と、安い労働力として呼び寄せられた移民たちは「円」を捨て、電子貨幣による非課税の経済圏を作り始める。そんな環境の中で、若いフリーランスのITエンジニアたちが時代に抗い、世界を切り開いていく近未来青春サスペンス。
アンダーグラウンド・マーケット
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2019/07/30 21:30
「実質」通貨と移民の日本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
近未来という設定で書かれた小説だけど、私が読んでいるのは数年後の「今」。相変わらず、問題の鍵を解くのはプログラムの解析。それを上手く「読ませて」くれる文章。楽しかった!移民社会もそれっぽい。
アンダーグラウンド・マーケット
2016/10/16 14:34
少々話の規模は小さいが
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かめきん - この投稿者のレビュー一覧を見る
移民の増加と仮想通貨の普及によって変容した日本が舞台。
社会をどうこう変革するという話ではなく、その環境の中で必死に生き抜いていこうとする若い青年のストーリーであった。
若さ故の青臭さ、年齢に見合った話のスケール、といった点が気にならない方には非常に楽しめる一冊と思う。
逆に少年の行動によって世界の構造が変わっていくというような事変が見たいと考える人にはオススメできない。