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2件
ゲーテはすべてを言った
著者 鈴木 結生
【第172回芥川賞受賞作】
高明なゲーテ学者、博把統一は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。
ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。
ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何か、学問とは何か、という深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。
若き才能が描き出す、アカデミック冒険譚!
ゲーテはすべてを言った
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2025/01/20 08:48
タイトルからしてジョーク風だった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
芥川賞受賞作。アカデミック小説とのことで慄きつつ読み始めたが、なんてことはないむしろエンタメではないかと安心して面白く読んだ。知らない名言的なものも疎いところも山ほどあるけれど、あまり気にしないで読むのが良さそう。
固有名詞が非常に多く、マグリットが出てきたり、ごった煮はどん底だろうなとか、おそらく読む人それぞれがくすぐられる箇所がある。
2025/03/23 02:49
ゲーテ好きな方に
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゲーテがお好きな方は、絶対おもしろく読めると思います、オススメ。もちろん、ゲーテの名前しか知らない方にも。ただし、やや、クセは有りますね。ゲーテ学者飲博把統一はあるディナーで、全く知らないゲーテの名言と出会ったことから……という……