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4件
(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法
著者 三宅香帆
古典『カラマーゾフの兄弟』『源氏物語』から最新話題作まで、ちょっと読み方を変えれば面白くなる「読む技術」を著者が伝授します。
(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法
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〈読んだふりしたけど〉ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法
2020/10/23 13:50
中高生のときに出会いたかった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パプリカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、あらすじのまとめ本というよりかは、
大人になってもなかなか手を出せない難しそうな名著を、このような視点で読むと面白いですよ!というポイントを、本好きの著者が紹介してくれている作品です。
活字アレルギーだった中高生時代に、このような本に出会っていたら、もっと本を読むのが楽しくなったかもしれないな、と思いました。
(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法
2024/10/23 13:41
読書の方法はいろいろあっていい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
名作小説って本当はみんなよく分かってないんじゃない?って、密かにみんなが思っているところに切り込んだとても面白いエッセイでした。正直、取り上げられている大半の本を読んでいなかったのでネタばれも多かったのですが、作品に対するアプローチが面白く、飽きずに読めました。結果的に、名作と呼ばれる小説でも、自分なりの楽しみ方で読めばいいんだな、と強く思いました。三宅さんのすごいのは、小説の文章を素直に受け取り、なぜだろうと考え、さらにそこに書いてないところまで妄想を膨らませる発想の豊かさだと思います。小説を最大限に楽しむ、こんな読書の仕方もあってもいいなあと思いました。
〈読んだふりしたけど〉ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法
2022/07/29 09:27
自分が読書が好きな理由が分かった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説の読み方に係る基礎講座部分を興味深く読んでいたところ、該当章が短かったので、もう個別の本の紹介に移るの?と一瞬残念に思ったのですが、そちらの章も面白かったです。各小説の読み方のコツを解説することで、同じようなジャンルの本に応用できる形になっていると思います。
個人的に琴線に触れたのが、キャッチャー・イン・ザ・ライの項目で余談として書かれている「小説を読むという行為は、自分の中の多重人格性を癒す作業だと思う」という所です。普段はラベリングされた自分に合った言動を選択する(又は求められる)ものだと思うので、読書中はそれ以外の自分を出しても良いという…これが私が読書好きな一番の理由なんだなと気づきました。