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『諸君!』のための弁明:僕が文藝春秋でしたこと、考えたこと
著者 著者:仙頭 寿顕
『諸君!』は初代編集長から最後の編集長まで、おおむね、その創刊時の理念を引き継いで編集されてきたと思う。
「反体制」ではなく「反大勢」雑誌だった。
朝日やNHKや岩波書店などがつくる「大勢」に対して、こんな見方も、こんな事実もあるんじゃないのと、揶揄したり、茶々を入れたり、時には真剣に徹底的に論破したり……と。
それこそが、言論出版の自由の最たるものではないのか。
大新聞などが、戦前の軍部のようにみずからへの批判を許さない「検閲機関」のように居丈高になっていたときに、週刊誌や月刊誌が、細々と異論を提示したからこそ、日本の言論の自由は守られてきた。 (本書より)
文藝春秋が刊行していたオピニオン誌『諸君!』の編集に長年たずさわった編集者による歯に衣着せぬ回想記。洒脱な筆致で、迷走する雑誌ジャーナリズムの存在理由を問い直す。
『諸君!』のための弁明:僕が文藝春秋でしたこと、考えたこと
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『諸君!』のための弁明 僕が文藝春秋でしたこと、考えたこと
2022/04/04 21:35
著者が編集長だったころの記事は全く知らない
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋で見かけないと思ったら、「諸君!」って休刊していたんですね。渡すは「イザヤ・ベンダサン(=山本七平さん)と朝日の本多さんの誌上討論が印象に残っています、いつごろからか読まなくなって、著者が編集長だったころの記事は全く知らない