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世界でいちばん変な虫:珍虫奇虫図鑑
著者 著者:海野 和男
珍虫奇虫を追い求め世界中を歩いて50年。
世界で最も奇妙な昆虫はなにか。たどり着いた結論とは。
著者は言う。昆虫とはすべて進化適応の過程で"珍虫奇虫"化しやすい存在だ。
しかし、ここでは一般の人にもわかりやすいとびきりの珍虫を取り上げた。
なぜこんな虫がいるのか。人間の想像を超えた、おかしな虫たち。
強烈な色彩、ヘンテコな形、不思議な生態。
何かの目的があって、そんな形をしているのだろうが、
説明のつくものと、まったくわからないものがある。
人間の空想などというものは大したことはないと思わせる。
すべてのデザイナーの想像を上回る色と形がある。
230種、写真300枚を集大成した海野流昆虫図鑑の決定版。
「強烈な色彩の蝶」「世界最大のゴキブリ」から「変な形の虫」「特別気持ち悪い虫の集団」など、著者特写の昆虫たち。
世界でいちばん変な虫:珍虫奇虫図鑑
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世界でいちばん変な虫 珍虫奇虫図鑑
2020/07/31 14:23
「いちばん変」な虫はどれ?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界中に昆虫を求め歩いた著者の記憶に残る、とびぬけた特徴を持つ昆虫たちの写真集。色やデザイン、形や大きさなどで章に分けてはあるが、どこからどう開いてみても楽しめる。大きくてきれいな写真を愛でるだけでなく、ちょっとした著者の体験談も楽しい。
本書のタイトルの「いちばん変」な虫はどれだろう。「面白い」とか「変」というのは主観的なものだから、案外それは「自分が一番驚いた」という「ひとそれぞれ」になるのかもしれない。
世界中探せば、まだまだ驚くべき昆虫はいると思う。でも身近なものにもまだまだ驚かされるものはいる。先日散歩で見つけた小さい甲虫も「脱皮するとき変形したか?!」と思うような不思議な頭部をしていたが後で調べたらちゃんと学名ももらっている虫だった。
身近な小さい「おどろき」をみて、いつかは著者のような「大きな驚き」も感じてみたい。そう思わせる一冊。