魔獣医とわたし
「僕と契約をするか」 19世紀フランスの片田舎で、親に捨てられた少女ニニは死にかけていた。 そんな時、彼女の前に美しい悪魔が現れる。 彼の名はダンタリオン。 甘い物が好きで思慮深い、魔獣専門の獣医だった。 ダンタリオンと契約し、魔界で悪魔の使い魔になる――過酷な生活を覚悟したニニだが、思いがけず手厚く庇護されて、少しずつ心の凍った部分が溶けはじめ・・・・・・。 ニニに甘い悪魔ダンタリオンと怠惰な居候悪魔ベルフェゴール、人間ニニと魔獣たちが織りなす、いびつであたたかな主従物語。
魔獣医とわたし 2 魔女の卵は灰の世界で明日を誓う
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2023/04/17 04:10
前巻よりも面白くなった
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪魔ダンタリオンの使い魔となって100年が経っても13歳のままのニニ。
ユニコーンと契約したり、悪魔と眷属の関係を知って憤ったり、悪魔と人間の違いを痛感する。
そして人間界では戦争が激化し、ダンタリオンが召喚されてしまう。
自分の意思で主人の側にいるためにニニが成長する2巻目。
ダンタリオン氏、ニニに過保護すぎてウケる。
変わらない悪魔と変われる人間という対比良いね。良くも悪くも。
ニニは感情的に行動しちゃうからまだまだ子供だと思うけど、ニニと再会したときの会話好きだなぁ。
あとダンタリオンがニニをマントに包むの好き。
2022/03/15 20:51
主人公の幼さをどこまで許容できるか
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
姉と共に獣の蔓延る山小屋に捨て置かれて死んだ少女ニニは、その瞬間に出会った悪魔ダンタリオンと契約して使い魔となり、共に死んだはずの姉の魂を探している。
魔獣医という立場の主人と共にカーバンクル、ワイバーン、ケルベロス、フェニックスという生き物達を描きながら、ニニとダンタリオンの関係が変化していく話。
ニニが子供だということを差し引いても、あまりにも主人の意向に逆らって勝手な行動する上に、出会った生き物達を助けてほしいと主人の慈悲に縋ろうとするのがなんだか我儘に感じてしまって、何度もイライラしちゃった。
ただ、最終的に姉ネリの選んだ結末と、それを受け入れることができたニニの成長。
それからニニの選択は結構悪くなかったと思う。
ソロモン72柱の悪魔の名前に精通してると読んでてちょっと楽しみが増えるかも。
これで完結でも違和感はないけど、この話の続きが読みたい気もする。
魔獣医とわたし 1 灰の世界に緑の言ノ葉
2022/02/08 11:02
続きを読みたい!
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前おもしろくて印象に残っていた本の作家さんだったので、読んでみました。死にかけていた主人公は悪魔と契約して使い魔に。悪魔の世界、登場してくる悪魔やいきものなど、その世界観に興味をひかれます。挿絵もいれてくらたらな、と。続きがでたら読みたいのでシリーズにしてほしいです。