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明治生まれの日本語
著者 著者:飛田 良文
私たちの日本語には、150年前には誰も知らなかった明治の新語、流行語があふれている。文明開化が生んだ「東京」「時間」「世紀」、家族像を更新した「恋愛」「家庭」「新婚旅行」、そして「個人」「常識」「科学」といった近代の基本概念──。身分制の崩壊、人の移動、学校制度の確立など、かつてない社会の変動が引き金となって、言葉は大きく変わった。意外に新しい言葉たちの誕生の秘密に、国語辞典の編纂で知られる第一人者が迫る。
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明治生まれの日本語
2020/04/28 09:57
明治時代になって生まれた新語や流行語を追いながら、その当時の社会変化を垣間見れる興味深い書です!
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、表題にありますように、開国期の明治になって新しく日本語として加わた新語や流行語を収録し、その背景や意味について解説した非常に興味深い一冊です。例えば、「東京」、「時間」、「世紀」といった地名や時間概念、家族像を更新した「恋愛」、「家庭」、「新婚旅行」、さらに「個人」、「常識」、「科学」といった近代の基本概念などです。明治時代に始まった身分制の崩壊とそれによる人々の自由な移動、学校制度の確立などによって社会が変化していく中で生まれた言葉を同書では追っていきます。