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3件
世界の終わり、あるいは始まり
著者 著者:歌野 晶午
東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。
世界の終わり、あるいは始まり
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世界の終わり、あるいは始まり
2016/03/22 21:50
実験的な小説
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
富樫修は、事実と想像が入り乱れながら
話は進んだりもどったりします。
事実と想像の境が明確にされないまま
話が展開されるので、
ストーリーという点では消化不良ですが、
想像の結果に到達する結果を見ながら、
本当に大切な何かを訴えているように感じます。
人はいろんな局面で決断をせまられます。
どんな結果も受け入れなければなりませんが、
決断の中で希望を捨てないことを強く感じました。
実験的なところがあるので、単なる推理小説だと思うと
物足りないかもしれません。
著者の「密室殺人ゲーム王手飛車取り」へつながるものを
感じられる作品です。
世界の終わり、あるいは始まり
2014/02/08 23:11
序盤はいい感じだったが...。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気に読める。
序盤から淡々としていながらも惹きつけられてしまう。
中盤に差し掛かる前からクライマックス!?「えっ?ここまで盛り上げてしまって、残り3分の2はどういう展開?」と不安と期待が募る。
その後はなぜかお父さんの妄想が書き立てられ、ちょっと頭が混乱してしまった。
尻つぼみ的な終焉となったのがちょっと残念。
もう少し結末を上手くまとめて欲しかった。
世界の終わり、あるいは始まり
2015/02/14 18:20
妄想はもうよそうよ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スーパーヤサイ人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
序盤までは、いい感じだったのだが、中盤から妄想につぐ妄想で正直、書店のPOPと帯に騙された感は非常に大きかった。期待も大きかった分、読後のがっかり感は半端ない。

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