電子書籍
一生忘れない怖い話の語り方 すぐ話せる「実話怪談」入門
著者 著者:吉田 悠軌
文章やおしゃべりがあまり得意ではない、という人にも安心の「入門編」と、怪談の世界に踏み込んだ人に最新の知識を伝える「実践編」の二部構成。
完全な初心者でも実話怪談が話せるようになる!
第一章 実話怪談とはなにか?
「実話怪談」と「都市伝説」の違い
第二章 一生忘れない怖い話の取材法
▼入門編
取材の基本と謝礼
取材相手をどう探すか
対面取材とネット取材
怖い話を引き出す決まり文句
▼実践編
取材者の属性で個性が出る
第三章 一生忘れない怖い話の編集法
▼入門編
先入観をはずす
創作をしてはいけない
▼実践編
実話怪談に必要なオチとは
怪談を魅力的にするチラーポイント
第四章 一生忘れない怖い話の書き方
▼入門編
誰が語っているのかを明確にする
平山メソッドの発明
実話怪談はノンフィクションとは異なる
▼実践編
「私怪談」とは何か
「視える人」はどのように書くのか
第五章 一生忘れない怖い話のしゃべり方
▼入門編
説明ではなく描写する
怪談独特の「間」の取り方
▼実践編
カジュアルとシアトリカル
語り手が消失するしゃべり
第六章 ショーレースで勝つには
各大会の審査の特徴
観客投票を伸ばすには
初心者がまず練習すべきポイント
ショーレースでウケるネタとは
キャラクターづくりの重要性
第七章 現代実話怪談史
1.前史 昭和後期(一九七〇~八〇年代)
2.実話怪談第一期(平成・前半)
3.実話怪談第二期(平成・後半)
一生忘れない怖い話の語り方 すぐ話せる「実話怪談」入門
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紙の本一生忘れない怖い話の語り方 すぐ話せる「実話怪談」入門
2024/02/01 01:38
実話怪談入門
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実話怪談入門、タイトルにもあるように、語りに比重を置いている。
語りのスタイルを取り入れ、本文もデスマス調、読みやすくはあるのですが、もうちょっと密度上げた文章で読みたかったかも。
怪談に限らず、ホラー系の愛好家は、世間一般と笑いのツボが少しずれてて、へんなとこで笑う人が多い。
それゆえ、世間から不審な人物と見られがちである。
作者の吉田悠軌は、不謹慎な不審者が多い怪談業界において、礼儀正しく振る舞える人である。
へんなとこに笑いのツボがあったり、倫理的にまずい話を好んだり、そういう要素を持っているのだが、TPOをわきまえて、カタギの視点から振る舞える人である。
本書は、これから怪談を語ろう、執筆しようという人に向けての本で、類書は稀と思われる。
ただの怪談好きが読んでも、色々と参考になる。
帯に、稲川淳二の言葉が使われているのだが、本文で稲川淳二インタヴューがなかったのは、非常に残念。
あくまでも、語り方入門なので、怪談とは何か、怖いとはどういうことかといった話題には踏み込まない。
作者にはいずれ、怪談とは何かに踏み込んだ本を書いてもらいたい。