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雨宮兄弟の骨董事件簿
著者 高里椎奈(著者) , モノサカ糸(イラスト)
潮風香る港町、横浜の路地裏の石畳に佇むダークブラウンの小さな店、雨宮骨董店。明るく才能豊かな若きディーラー・雨宮陽人(あまみや はると)が、弟の海星(かいせい)と共に経営する店だ。しかしこの兄弟、生活能力に欠ける所があり、陽人の友人で刑事の本木匡士(ほんもく きょうじ)が面倒を見ている。ある日、匡士が店を訪れると、陽人が女子高校生二人組に依頼され、カメオの鑑定の真っ最中だった。陽人が買い取りを拒否し、二人は立ち去るが、直後、付近で高価なカメオの盗難事件が発生し・・・・・・!?(――第一話 女神のカメオ)ある晴れた日、アンティーク・オークションに出掛けた陽人。しかし、ギリシャで仕入れた取って置きの品を披露すると息巻いていた知り合いのディーラーが姿を現さない。不審に思っていると、匡士から電話が入った。なんとそのディーラーが二日前から行方不明になっていると聞き――。(――第二話 シルバーボックス)「雨宮骨董店の名に於いて、謎を鑑定致します」訳アリ兄弟が、心を解き、縁を結ぶ、心ときめくアンティーク・ミステリ!
雨宮兄弟の骨董事件簿 3
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2024/04/05 17:45
アンティークがすき
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投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンティーク家具の形状の説明はイメージするのが少し難しいものの、興味深い。
陽人と海星兄弟、匡士とみんなの距離が少しずつ縮まってきて、海星は外に興味を持ちはじめ、その気持ちを不器用に支える兄と見守る匡士。
毒舌ながらも匡士に信頼を寄せている海星も不器用で可愛い。
不器用兄弟なのだ。
関係が少しずつ変わっていくのは、表紙絵を比べて見ていてもわかる。
絶妙な距離感でストーリーが進むので、続きが楽しみになる。
3歩進んで2歩下がる。
海星が匡士を「もくもくさん」と呼ぶのがなんだか可愛くてすき。
2024/03/21 18:41
アンティーク好きにじんわり来るミステリ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妖精の国から来たかのように免疫力を持たない弟の海星。
彼にはアンティークに憑いている妖精が見える。
のんびりした雰囲気を纏いながら、実はデリケートな兄の陽人。
常に血の繋がりのない大切な弟が最優先事項。
その二人を見守る兄貴のような存在の先輩、もくもくさんこと匡士。
刑事である彼は時々困り物を持ち込んだり、逆に陽人や今回はなんと海星がお願いしたり。
一巻より少し心の距離が近づいた感じがする。
メインでは無いものの、黒川さんがやはり素敵。
2024/05/02 02:49
チェスト
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
このチェストに謎があって、ときたので、すぐに分かるだろと思ったけど、甘かった。これが深い謎だから次へ引っ張るんでしょうね。しかし、あの事件のち、弟がなんだか変化して…。どうなるんでしょうか