大正着物鬼譚
義母が強いる縁談に嫌気が差し、実家を飛び出した呉服屋の娘・瑛子。浅草をさ迷っていると、ひょんなことから美しい京友禅を羽織った不思議な青年・冬真と出会う。下町の箱屋で働く冬真の紹介で向島へ向かうと、そこは華やかな芸者やその見習いの半玉が身を置く置屋『鬼乃屋』。瑛子は女将の勧めで、半玉の見習い「仕込み」として住み込むことになった。するとそこへ「鬼が現れた!」と番頭が持ち込む騒動に巻き込まれてしまい――!?持ち前の着物愛と極度な音痴で挑む、下町謎解きミステリー!
大正着物鬼譚 花街の困り事、承ります
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大正着物鬼譚 花街の困り事、承ります
2022/02/14 22:19
着物知識で解決する大正下町ミステリー
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
呉服屋の娘として育ち稼業を手伝っていくつもりだった瑛子だが、継母が異母弟を産んだことで無理やり老人に嫁がされそうになり家を飛び出した。
行き場をなくした瑛子が女物の見事な京友禅を羽織った青年と縁ができ、彼の口利きで花街の箱屋に置いてもらえることになる。
芸者の姉さん達の世話をしながら、女将に持ち込まれる相談事を呉服屋の知識で解決していく下町謎解きミステリー。
ヒーローの冬真の好意が露骨でツンデレかわいいですね。
いつも必死でいっぱい悩んでる瑛子ちゃんが着物に目の色変えて語り出すのが楽しい。
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