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猫の王 猫伝承とその源流
著者 小島瓔禮(著)
猫は突然、姿を消すことがある。彼らはみな阿蘇山の猫岳を目指して旅に出るという。帰ってきたものは耳が裂け、尻尾は二股に割れて、踊り出す。家に帰ってこないものは猫の王となって猫岳に君臨する。 この「猫の王」伝承をたどり、日本各地からアジア、ユーラシア大陸を経て、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の豊富な資料を基に、招き猫・猫また屋敷・踊る猫・猫魂ほか、海を越えて伝わった猫の怪異と魔性の謎を解き明かす。
猫の王 猫伝承とその源流
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2024/07/23 16:27
招福猫児
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
二重猫格者、猫は北の方を向く、猫の踊りと手ぬぐい、黒猫は縁起が良い、猫と猿の共通の底辺、猫の王が住むといわれる阿蘇山根子岳(猫岳)など、自立した猫の社会の存在をあらわす猫の王の観念を通して、人類史の大きな課題に挑んでいる?