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ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論
著者 松岡圭祐(著者)
ラノベ作家の杉浦李奈は、新進気鋭の小説家・岩崎翔吾との雑誌対談に出席。テーマの「芥川龍之介と太宰治」について互いに意見を交わした。この企画がきっかけとなり、次作の帯に岩崎からの推薦文をもらえることになった李奈だったが、新作発売直前、岩崎の小説に盗作疑惑が持ち上がり、この件は白紙に。そればかりか、盗作騒動に端を発した不可解な事件に巻き込まれていく・・・・・・。真相は一体? 出版界を巡る文学ミステリ!
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 XI 誰が書いたかシャーロック
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écriture新人作家・杉浦李奈の推論 11 誰が書いたかシャーロック
2024/08/18 23:14
☆杉浦李奈の推論☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベストセラー作家になっても変わらない日々を送る李奈。いつものようにコンビニバイトを終えて自宅マンションに帰り着くと、そこには担当編集の菊池と同い年の小説家、優佳の姿が。そして、2人から直木賞の候補になったことを知らされる。
その後、コナン・ドイル著『バスカヴィル家の犬』の謎の解明を英国大使館から依頼される。しかし、調査の最中、李奈は謎の大型犬に襲われることとなり・・・
『バスカヴィル家の犬』の謎とは? そして、気になる賞の行方は?
écriture新人作家・杉浦李奈の推論 10 怪談一夜草紙の謎
2024/08/17 12:59
☆杉浦李奈の推論☆
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
『十六夜月』がヒットしたことで作家としてのステージが上がった李奈。気持ちを新たに次作に取り組む中、担当編集者から妙な頼み事をされる。ベテラン作家の丹賀源太郎が開いていた文学塾の閉塾に伴って催される宴に出席して欲しいというのだ。しかも、依頼主は極端かつ急進的で差別主義的な思想を前面に出した長編小説がベストセラーになっている源太郎の息子だという。2人に面識もなく、塾にも関係のない李奈は戸惑うものの、渋々参加を了承する。しかし、開かれた宴席は、奇妙なものだった・・・
岡本綺堂の小説に準えた事件の真相は!?
また、本作の終盤、この「エクリチュール・シリーズ」の裏事情も明らかとなり、「なるほど、こういう物語構成としているのかぁ~」と、別の面白みもあった。
écriture新人作家・杉浦李奈の推論 9 人の死なないミステリ
2024/08/16 19:07
☆杉浦李奈の推論☆
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
書き下ろし作品が本屋大賞にノミネートされたことで、作家としての評価が少しずつ高まってきていた李奈。そんなある日、岩崎翔吾絡みで因縁のある鳳雛社の編集者から、新作執筆のオファーが舞い込む。数多くの作家が代表作を発表してきた文芸ひとすじの老舗からの誘いに、喜び勇んで会社を訪ねる李奈だったが、そこから思いもよらない事件に巻き込まれていく・・・
「人の死なないミステリ」の成立といった文芸界の事情が絡み、作家、編集者それぞれの思いも交錯する。