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5件
江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる
著者 七沢ゆきの(著者) , ファジョボレ(イラスト)
○◎●第5回カクヨムコンテスト大賞受賞作●◎○
歴史好きなキャバ嬢として活躍していた杏奈(あんな)は、ある日目覚めると花魁・山吹(やまぶき)に成り代わっていた!
現代に戻れないと覚悟した杏奈は、知恵と気っ風の良さで江戸の憧れである花魁の頂点になることを決心する。
しかし直後に、人気を競う花魁に、客から贈られた大切な着物を汚される事件が起こる。その馴染み客は数刻後には来楼予定。汚された着物を着れば機嫌を損ね、言い訳すれば格を落とす。"山吹"の危機に、杏奈は古典から学んだ教養と接客の機転で応じ……?
山吹花魁の伝説、ここに開幕!
書き下ろしショートエピソード「紅椿花魁昔語り」収録。
江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる 三
05/01まで通常726円
税込 363 円 3ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる 2
2021/12/16 02:00
桔梗花魁リスペクト巻
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る
目次のイラストが上品で素敵な桔梗。本編全体を通して、桔梗花魁リスペクト巻でした。
そして、山吹さんの差配が一巻にも増してお見事!
今回も目次裏の注意書きに震えました。猫いらず……ヒィ。
何もしなければ酷いことになるし、量がアレなら一気に冥途か慢性中毒の可能性もあるけど、そこに懸けるしかないのが悲しい。
ファンレターの宛先ページにまでガチな注意書きが……よいこのみなさんは決してマネしませんように。
お江戸イタリアン!
ピザだと思ったら予想外の料理が登場。いい意味でびっくり。しかも、どれも美味しそう。
思った以上に古くから伝わった食材が多かったのも意外でした。
この時代、あれやこれが食用と認識されなかったのは何故だろう。食材認定された時代が早ければ、和食が現在の形とは違うものになっていた可能性も。
そして、梨木さんの胃が次々限界突破!強く生きて欲しいです。
なんのかんの言いつつ料理人としての腕が確かなのは流石。
近江の牛肉の味噌漬けが、将軍家への献上品だったのを思い出しましたが、かなり特殊な藩だったのかな、と。
まさかのオカルト。すべて現代科学&歴女知識で何とかできるものだとばかり…
山吹さんの気合が凄いです。
手紙だけでこんなにドキドキするのは、つまり恋。土屋様の松に掛けた思いが雅で素敵。言葉は要らない。
清右衛門さんのエピソードにグッときました。ちょっとしんみり。
木材を扱う商人ならではのプレゼントが粋!
勝負の協力をしてくれた桔梗さんとの友情がステキでした。幸せを半分こ。
虎吉姐さんの気風の良さが気持ちよかったです。
小太鼓先生は多分、戯作者よりイベント主催者の方が向いてるんじゃないかな。
梅ちゃんと桜ちゃんの旅立ちにホッとしました。
江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる 1
2021/06/28 23:44
痛快な花魁無双
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同名コミックの原作小説。
現代知識を持つ歴女キャバ嬢が江戸の花魁と入れ替わる過去転移。
戦闘力の高い花魁無双が痛快。
御前試合に招待されたとは言え、トンファー一丁で単身、敵陣に乗り込むとは。
山吹さんにはスタンガンなんかいらんかったんや。火掻き棒とトンファー強い!
そして、戦後処理もお見事。
テンポよく進むストーリーが小気味良い。
現代の料理を江戸の食材で再現とまではゆかなくても、割といい線いってるのが興味深い。
豆腐百珍などのレシピ集があったことから、当時の調理法はかなり進んでいて、料理人の確かな腕が山吹さんの知識を実現。
お客さんがバラエティ豊富なのも面白い。
力士の悩みを花魁がどう解決するのか。予想外の突破口を開く手並みが鮮やか。
目次裏の注意書きに不吉な予感と期待が渦巻く。
まさか、あんなものを手作りするとは……
その他の注意書きも、自分の知らない世界が垣間見えて隅っこまで味わい深い一冊。
江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる 1
2023/01/28 09:27
好感のもてるヒロイン
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
初読みの作家さん。設定も新鮮で、さっぱりした性格のヒロインも好感がもてます。が、自分になじみがないためか、ありんす言葉と注釈の多さが読みづらいとも思いました。